犀 サイ 角字で哺乳類の名前、漢字表記

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犀 サイ 哺乳類の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する動物についても簡単に解説しています。

サイ

英語:Rhinoceros ライノソラス

Unicode:[犀_0x7280]

奇蹄目サイ科に分類される哺乳類の総称。

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世界には5種のサイが現生しており、アフリカ大陸の東部と南部にシロサイ、クロサイ、インド北部からネパール南部にインドサイ、マレーシアとインドネシアの限られた地域にジャワサイ、スマトラサイが分布しています。

寒冷地域には分布していません。

シロサイは体長370~400cm、体重約2,000kg。

現生種ではインドサイ、シロサイはオスがメスよりも大型になりますが、他種は雌雄であまり大きさは変わりません。

皮膚は非常に分厚く硬質で、1.5~5.0cmの厚みを持ち、格子構造になったコラーゲンが層をなして、あらゆる動物の中でも最硬といわれ、肉食獣の爪や牙を容易には通さないようになっています。
インドサイ等は、だぶついた硬い皮膚が特徴的で、体全体が装甲で覆われているように見えます。

体色は灰色の種が多いですが、サイは泥浴びを好み、水飲み場などでよく行うので、土壌の色で茶色などを帯びたように見えることもあります。

スマトラサイを除き体毛がありませんが、耳介の外縁や睫毛、尾の先端には毛を残しています。
幼獣は成獣より毛深く、成熟するにつれて体毛が薄くなります。
スマトラサイは全身が粗く長い、茶褐色の体毛で被われているものの、野生では泥にまみれるか抜け落ち、あまり目立ちません。

クロサイやインドサイは最高時速55kmで走るといわれています。

草原や森林、熱帯雨林、湿地に生息します。スマトラサイとジャワサイは、特に河川や沼の周辺に好んで生息します。

夜行性あるいは薄明薄暮性です。

母親とその幼獣を除けば主に基本的に単独で生活しますが、シロサイは若獣が連れ添ったり幼獣がいないメスで6~7頭の群れを形成したり、大規模な群れを形成することもあります。

食性は植物食。近くに水場があれば毎日水を飲みますが、アフリカ大陸に分布する種は4~5日は水場へ行かないこともあります。また、塩やミネラルを摂取することが重要で、塩の含まれた土や岩石を舐めます。スマトラサイやジャワサイは塩分を摂るために海水を飲むことがあります。

奇蹄目は、始新世から漸新世にかけて繁栄し、240属と多様性を誇り、サイの祖先たちは、ほぼ全ての地域に分布しました。が、地球の寒冷化にともない、多くの種が絶滅し、またウシ亜目などの反芻類との競争に押されて衰退、更には人間の狩猟と乱獲、開発によって、現在の分布になったと考えられています。

現生のサイは5種で、そのいずれもが絶滅の危機に瀕しています。
100年前には約50万頭いたサイが、密猟と生息地の消失により激減し、今では約3万頭弱しか残っていません。

密漁の主な原因は角で、工芸品、ジャンビーヤと呼ばれる中東の短剣の柄、漢方薬の犀角、その他の伝統医学の材料として珍重されています(角に薬効はほぼないとされています)。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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