牡蠣 カキ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
牡蠣
カキ
英語:Oyster オイスター
Unicode: [牡_0x7261][蠣_0x8823]
ウグイスガイ目イタボガキ科とベッコウガキ科に属する二枚貝の総称、またはカキ目もしくはカキ上科に属する貝の総称で、古くから、世界各地の沿岸地域で食用、医薬品、化粧品、建材(石灰)など幅広く利用されています。
日本で牡蠣といえば一般的にはマガキ、イワガキを指します。
海の岩から「かきおとす」ことから「カキ」と言う名がついたといわれています。
牡蠣の仲間は、極地を除き全世界に分布します。マガキは日本全土、東アジア全域に生息し、汽水域や内湾で暮らしています。イワガキは潮線下から水深20mまでに生息します。
岩盤や岸壁などの人工構造物など、硬いものに着生し、植物プランクトンや浮遊有機質等を水と一緒に吸い込んで食べて成長しますが、泥底に浮かぶように成長し、そのカキに別個体が付着して群れをなすこともあります(カキ礁と呼びます)。
日本をはじめ、フランス、オーストラリアなど世界中で養殖されています。古代ローマ時代には既に養殖が行われていたようです。
日本で最も多く行われている筏方式養殖は、1950年代以降急速に普及拡大しました。ロープや針金に等間隔で付着基材となるホタテガイの貝殻を固定し、貝殻に付着したカキを潮通しの良い海域に設置した筏に吊す方法です。
マガキは交代的雌雄同体で、性転換し、生殖は別個体が交代で雌雄の役割をします。
生殖時期が終了すると一度中性になり、その後の栄養状態が良いとメスになり、悪いとオスになるとされています。
産卵期は6月から8月で、一部秋に産卵する個体もあります。孵化した幼生(トロコフォラ、D型幼生)は2~3週間ほどで固着生活に入ります。
食用としての歴史は非常に長く、世界中で食され、さまざまな栄養素が多量に含まれるため、「海のミルク」と呼ばれています。
主な料理法は、カキフライのような揚げもの、鍋物の具、網焼き、生牡蠣などです。
また、海苔の養殖などにおいて、海苔の糸状体がカキ殻に付着することを利用し、採苗に貝殻が利用されます。
その他、カキは濾過量が他の2枚貝に比べて多いため。水質浄化活動のために利用される事があります、カキを養殖することで、水が濾過されて、水質が浄化され、また、カキの糞はゴカイなどの底生生物の餌となり、底生生物は汚泥を綺麗にします。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.