牛 ウシ 角字で哺乳類の名前、漢字表記
牛
ウシ
英語:Cow カウ
Unicode:[牛_0x725B]
鯨偶蹄目ウシ科ウシ亜科の哺乳類。狭義では特に家畜種のウシを指します。同じウシ亜目のキリン類やシカ類、また、同じウシ科のヤギ、ヒツジ、レイヨウなどは、牛と混同されることはまずありません。
野生のオーロックスが、人類によって家畜化されて生まれたとされています。
家畜としての扱いは、肉や乳を得るために飼育される場合と、農耕などに使役する場合とで、地域毎に異なります。
古くから牛肉食や酪農を目的とする家畜としての飼育文化や放牧が長く行われてきた西洋地域では、油を石鹸や蝋燭にしたり、皮や膠などにも使用されましたが、使役獣として飼育していた地域では、農耕を助ける貴重な労働力である牛を神聖な生き物として崇敬し、肉を食べたり、死体を製品にすることをタブー化することもあります。
現在の例として、インドの特にヒンドゥー教徒の間で牛が神聖な生き物として敬われ、食のタブーとして肉食されることの無いことは、よく知られています。また、インダス文明でも牛が神聖視されていた可能性があります。
日本では、古くは、安時代に貴人の乗り物である牛車(ぎっしゃ)に用いられ、農耕や運搬用に使役され、家族同然に扱う場合もありました。仏教の影響もあったため、たびたび「肉食禁止令」が出され、一部を除き、長らく肉食をタブー視されてきました。
江戸時代には、高価な「薬」として食べる文化があったそうですが。一般的ではありませんでした。
本格的に食べられ始めたのは明治以降で、薄切りにした牛肉を甘辛いタレで煮込む「牛鍋」が流行し、牛肉のおいしさを知ったといわれています。
家畜であるウシは、畜牛(ちくぎゅう)といい、食用や工業用などと多岐にわたって利用されます。肉を得ることを主目的として飼養される牛を肉牛(にくぎゅう)と呼び、乳を得るために飼養される牛を乳牛(にゅうぎゅう)と呼びます。
大きさは種類によっても変わってきますが、ホルスタイン種であれば肩高150cm、体重1000kgほどです。
寿命は野生下であれば20年前後、肉用牛は約2年半で出荷され、乳牛は約5~6年ほどです。
群れを作って集団生活をします。群れのリーダーは角を突き合わせて力比べをして、強い者が選ばれます。
繊細で臆病なので、大きな音がしたり、急に動くものや見慣れないものに対してとても警戒します。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.