燕子花 杜若 カキツバタ 角字で花と植物の名前、漢字表記
燕子花 杜若
カキツバタ
英語: Rabbitear Iris ラビットイヤー アイリス
Unicode:
[燕_0x71D5][子_0x5B50][花_0x82B1]
[杜_0x675C][若_0x82E5]
カキツバタはアヤメ科アヤメ属の植物です。湿地に群生し、5月から6月にかけて紫色の花を付けます。内花被片が細く直立し、外花被片(前面に垂れ下がった花びら)の中央部に白ないし淡黄色の斑紋があるのが特徴です。
アイリスはフランス共和国の国花です(※諸説あり)。
百合(ゆり)、アイリスはフランス王家の紋章でもあります。
フランス王家の紋章「フルール・ド・リス(fleur de lys)」は、白百合ともアヤメの花とも言われる花を様式化した意匠で、政治的、王権的、芸術的、表象的、象徴的な意味を持ちます。現代においてもフランスに関わる政治的・表象的・象徴的意味合いが強いです。
愛知県の県花でもあり、三河国八橋(現在の知立市八橋)で『伊勢物語』の在原業平がカキツバタの歌を詠った場所とされることに由来しています。
江戸時代の前半にはすでに多くの品種が成立しており、古典園芸植物の一つでもありますが、江戸時代後半にはハナショウブが非常に発展して、あまり注目されませんでした。現代では再び品種改良が進められています。
園芸植物として広く流通しており、睡蓮鉢に他の水生植物と混植して、メダカや金魚を放して楽しむ人が多いです。野生種は数が減っており、準絶滅危惧とされています。
花言葉は「幸せは必ずくる」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.