海芋 カイウ/カラー 角字で花と植物の名前、漢字表記
海芋
カイウ/カラー
英語: Calla lily カラーリリー
Unicode: [海_0x6D77][芋_0x828B]
カイウは南アフリカ原産のサトイモ科の多年草で、サンテデスキア属ともいいます。分布の中心は南アフリカです。江戸時代の天保年間にオランダから渡来した帰化植物で高さ0.3-1mになります。正式にはオランダカイウと呼ばれます。エチオピア連邦民主共和国の国花でもあります。
仏炎苞(肉穂花序を包む大きな苞のこと。ミズバショウの白い花のように見える部分)や葉が美しいものがあり、観葉植物として栽培されています。園芸ではカラー (calla) またはカラーリリー (calla lily) という名前で流通しています。
同じサトイモ科には、学名を Calla というヒメカイウ属がありますが、園芸植物の「カラー」という場合は、特にオランダカイウを指すのが普通です。
ヒメカイウは日本の野生種で、水芭蕉に似た花が咲きます。野生のヒメカイウを見つけることはかなり困難で、準絶滅危惧種に指定されています。
花言葉は「乙女のしとやかさ」「歓喜」「すばらしい美」「壮大な美」「清浄」「愛情」「乙女の清らかさ」「夢のように美しい」「夢のような恋」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.