洗熊 アライグマ 角字で哺乳類の名前、漢字表記
洗熊
アライグマ
英語:Raccoon ラクーン
Unicode:[洗_0x6D17][熊_0x718A]
哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属の哺乳類。アライグマ属に属する動物のうち最も広く分布しています。
和名「アライグマ(洗熊)」は、視覚があまりよくなく、掌の触覚が非常によく発達しているため、前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることから。種小名lotorは、ラテン語で「洗うもの」の意味があります。
原産地はメキシコ、アメリカ合衆国、カナダで、北米大陸では、かつては経済的に最も重要な狩猟対象とされていて、毛皮はヨーロッパへも輸出されました。
アメリカ合衆国、エルサルバドル、カナダ、グアテマラ、コスタリカ、ニカラグア、パナマ北部、ベリーズ、ホンジュラス、メキシコに自然分布しています。
分布北限は18世紀にはアメリカ合衆国南部でしたが、農地の拡大等によりカナダ南部まで北上しています。
森林や湿地・農耕地、都市部などの、幅広い環境に生息。アメリカにおける都市部への生息範囲の拡大は顕著で、ワシントンD.C、ニューヨーク、シカゴ、トロントなど各地の都市に拡大しています。
ヨーロッパには1930年代に毛皮獣として移入され、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国、旧ソ連のベラルーシやアゼルバイジャン、西インド諸島といった国々にも外来種として定着しています。
アライグマはその可愛らしい風貌から、『あらいぐまラスカル』や『ポカホンタス』、『けものフレンズ』、『ぼのぼの』などのアニメーション作品にも登場し、親しまれてきました。
ペットとしても人気が高かったですが、幼少期においては人に懐きますが、成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物でもあります。
日本では、ペットとして1970年代に多く輸入・飼育されるようになり、それに伴って逃亡や放獣などによる野生化が各地で発生したとみられています。(1962年に岐阜県で野生化が始まったとする説もあります)
2005年以降は、日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるために、外来生物法により特定外来生物に指定されました。現在では、研究などの例外を除き、アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁です。
夜行性。自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などを住処とします。
体長41.5~60cm。尾長20~40.5cm。体重2~22gk。飼育下では体重が20kgに達する個体もいます。
灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋があり、タヌキと誤認されることが多いですが、タヌキとの違いとして、長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴です。
水掻きはありませんが、泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく立体的な行動をみせます。
雑食性で、両生類、爬虫類、魚類、鳥類(卵)、哺乳類(死骸を含む)、昆虫類、 甲殻類、その他の無脊椎動物、植物(果実など)と非常に幅広い食性を示します。
水生生物の中では、とくにザリガニ類を好みます。
また、人間の居住地近くでは、生ごみを利用したり、ペットの食事を横取りするアライグマもいます。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.