洋麻 ケナフ 角字で花と植物の名前、漢字表記

スポンサーリンク
洋麻 ケナフ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

洋麻

ケナフ

英語:Kenaf ケナフ

Unicode:[洋_0x6D0B][麻_0x9EBB]

アオイ科フヨウ属の植物、またこれから得られる繊維のこと。洋麻、アンバリ麻、ボンベイ麻ともいいます。
アフリカ原産で、アジア、オーストラリア、北アメリカに移入分布します。日本では全国に帰化しています。

スポンサーリンク

一年草ですが、稀に多年草となります。生長は非常に早く、100~125日で成熟し、高さ 1.5~3.5mまでに成長します。茎の直径は1~2cmほどで、あまり分岐せず、基部は木質です。

葉は長さ10~15cmで、根に近い部分につくものは3-7片に深裂しますが、先端に近いものはほとんどきれこまず、槍形になります。

花は直径8~15cmほどで、花色は白・黄色・紫。白や黄色、紫花の花は、中心部分は暗紫色となります。

果実は直径2cmほどの蒴果で、中に数個の種子を持ちます。

繊維を目的として、インド、バングラデシュ、タイ、アフリカの一部、ヨーロッパの東南部などで古くから栽培されてきました。
茎の外側の層からは目の粗いものが、中心部分からは目の細かい2種類の繊維が得られ、栽培品種は約200種ほどが知られ、黄麻(コウマ、ジュート)の代用繊維としても多く使用されてきました。

成長が速く、収穫できる繊維も多いため、木材パルプの代替資源として「木材使用量を低減し、森林伐採が防止でき、環境によい」と評価され、注目を浴びるようになりました。

一方、茎に鋭いとげがあって加工に手間がかかること、地面の養分を吸い上げる力が強く連作障害があること、強い繁殖力を持つこと、また、草であるため木材に比べ腐敗しやすく、製紙などの原料として長期に保存するには難しいなどの問題点もあります。

葉はアサの葉とよく似ており、その外観がアサに酷似する事から、学名ヒビスクス・カンナビヌスと名付けられました。カンナビヌスとはアサの学名です。
なお、アサとことなり向精神成分は一切ありません。

育て方は、日当たりと水はけの良い場所を好みます。湿気に弱いので、梅雨の時期前に刈り込みを行い、風通しを良くましょう。

用土は、水はけの良い用土を好みます。地植えの場合は腐葉土を混ぜ込み水はけを良くします。鉢植えの場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜたものか、市販の草花用培土を使用します。

水やりは、乾燥に強いため、地植えの場合は、降雨のみで大丈夫です。鉢植えの場合は、表土が乾いてきたらたっぷりと与えます。

施肥は、特に必要ありませんが、大きく育てたい場合は、緩効性の肥料を与えます。与えすぎると草ボケして茎が伸びすぎたり、花が咲かないことがあります。

花言葉は「開放感」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

スポンサーリンク