水豚 カピバラ 角字で哺乳類の名前、漢字表記
水豚
カピバラ
英語:Capybara カピバラ
Unicode:[水_0x6C34][豚_0x8C5A]
テンジクネズミ科カピバラ属に分類される齧歯類。2種でカピバラ属を構成します。
カピバラの名は、グアラニー語の「ka’apiûara(細い草を食べる者)」にちなみ、それがスペイン語に転訛されて「Capibara」と呼ばれるようになりました。
種小名はギリシャ語で水の豚を意味し、漢名も水豚とされています。和名はオニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)。
地球上に現存する齧歯類では最大。南アメリカのパナマからアルゼンチン北東部、アマゾン川流域を中心とした、温暖な川のほとりの草原や湿地帯に生息しています。
体長106~134cm。体重オス35~64kg、メス37~66kg。
体毛はタワシのような手触りの剛毛で、体を震わせるだけで水を落とすことができます。
前足の指は4本、後足の指は3本。指の間には小型の水かきがあります。
前歯は伸び続け、伸びすぎると噛み合わせが悪くなり食事に支障をきたすため、木や石を使って歯を研ぎます。
草原から熱帯雨林など様々な環境に適応します。
昼間は水中で休み、午後遅くから夕方に餌を探し、夜間は休息と採食を交互に行います。
群れを成して泳ぎ、捕食動物から身を隠すために5分以上もの潜水ができ、鼻先だけを水上に出して眠ることもあります。
危険を感じた個体は鳴き声をあげ、それを聞いた他の個体は立ちあがるか水中へ逃げ、逃げる際には幼獣を成獣が取り囲んで防衛します。
天敵としては、ジャガー、ピューマ、アナコンダ、ヤブイヌなどイヌ科の動物、コンドル類、ワニ類が挙げられます。
泳ぎは得意ですが、雨に濡れることは好まず、雨天時には身を寄せ合って雨宿りをします。
寒さに弱いため気温が下がると身を寄せ合って保温を行います。日本の動物園では、冬に温泉に入ってくつろいでいる姿が人気ですが、これも寒さが苦手であるためです。
性格は非常に穏やかで、人間になつきます。人間になでられると横になるなど、ユーモラスな仕草も人気です。
ペットとしても人気があり、個人でも飼育する人がいます。特に法令による規制は受けていないので、許可や登録などの義務はありません。が、群れで行動するため、上下関係に厳しく、慣れていない相手には危害を加えることがある上に、脱走癖が強いため飼育難易度は高いです。
時速50kmで走ることができる上、泳ぎも得意なので、逃走すると捕獲が困難です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.