氈鹿 羚羊 カモシカ 角字で哺乳類の名前、漢字表記
氈鹿 羚羊
カモシカ
英語:Antelope アンテロープ
Unicode:[氈_0x6C08][鹿_0x9E7F]
哺乳綱偶蹄目ウシ科ヤギ亜科に分類されるカモシカ属の種の総称。
シーロー亜属のスマトラカモシカ(シーロー)、カモシカ亜属のニホンカモシカ、タイワンカモシカの3種が属し、アジアの山岳部を生息域とします。
名前にシカと入っていますが、ウシやヤギと同じ仲間です。シカとは違い、ウシ科のほかの種同様、角は枝分かれせず、生えかわりもありません。
別名、羚羊(レイヨウ)。
日本では、カモシカと言えば、国内に棲息する唯一のカモシカ類であるニホンカモシカを指します。
本州、四国、九州の標高1,500~2,000mの山岳地帯、混交樹林に生息します。
ニホンカモシカは、乱獲などにより、昭和30年(1955)には3,000頭まで数が減りました。その後、特別天然記念物に指定され、保護政策がとられてきたことで、近年は個体数が回復し分布域が拡がっています。
山形県・栃木県・山梨県・長野県・富山県・三重県の県の獣に指定されています。
体長105~112cm。尾長6~7cm。肩高68~75cm。体重30~45kg。
体に白色の綿毛が密生し、その上を黒褐色または淡赤褐色で7~10cmの上毛が覆っています。脚は太短く頑健で、蹄が二つに分かれていて、走ったり斜面を歩くのに適しています。
全体にずんぐりして、鈍そうですが、崖をすばやく駆け上がったりと、俊敏に動きます。
草食で、広葉草本、木の葉、芽、樹皮、果実などを食べます。
好奇心が強く、人などをじっと動かず見つめることがあります。
群れを作らず、それぞれが一定の行動範囲に定着します。縄張り意識は強く、同性に対しては排他的ですが、 オスとネスで縄張りが重なっているとつがいになります。
繁殖期は10月から。オスはすぐ離れ、メスは半年後の春から初夏に、1頭出産し1年間は子連れで育てます。
寿命は15年ほどとされています。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.