毬藻 マリモ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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毬藻 マリモ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

毬藻

マリモ

英語:Cladophora ball クラッドフォーラボール

Unicode:[毬_0x6BEC][藻_0x85FB]

湖などに生息する淡水性の「緑藻」で、水生植物です。日本では、北海道および東北地方から近畿地方の湖沼に点在して分布し、日本国外では、ヨーロッパ北部、ロシア、北アメリカ等に分布します。

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細長い糸状の繊維質で形成されますが、湖底の形や波などの、一定の条件がそろうことで丸い集合体となります。
球状になる集合型のほかに、綿状の浮遊型、湖底の石・岩や湖岸のロープ、杭など人工物につく着生型としても生息します。
基本的に淡水に暮らしていますが、汽水域でも生育が確認されています。

日本では、北海道の阿寒湖で1897年に札幌農学校(現・北海道大学)の川上瀧彌氏に発見され、鞠(まり)のかたちに似た藻ということで毬藻(マリモ)という名前になりました。

アイヌ民族はマリモの存在は知っていましたが、食料にもならないので放っておかれました。アイヌ語では「トラサンペ(湖の化け物)」と呼ばれました。

姿形がかわいらしいので、お土産などで売られていますが、阿寒湖のマリモは天然記念物として保護されており、採集や販売は禁止されています。
お土産で売っているマリモは、釧路湿原国立公園内のシラルトロ湖で採取した糸状のマリモを丸い形に加工したものです。ロシアなど海外から輸入されるものもあります。

阿寒湖には、300年生きているという大きなマリモが存在しており、人間よりはるかに長い寿命を持つ生物でもあります。

育て方は、日当たりのいい場所を好みますが、もともと湖底に自生する植物のため、直射日光や、強い日差しには耐性がありませんので、レースカーテン越しの柔らかい日光か、明るい日陰ほどの日当たりが適しています。

栽培適温は15度~20度程度です。春と秋は、レースカーテン越しの窓際などがおすすめですが、夏や冬は窓際から離して、エアコンなどが効いた場所で育てるといいでしょう。

水中で育つため、常に清潔な水を用意してあげることが大切です。水道水でも育てることができ、とくに成分の調整などは必要ありません。

水換えは、夏場なら1週間に1回、冬場なら1ヶ月に1回が目安です。ただし、水中に濁りが発生しだしたら、早めに水換えしてあげるといいでしょう。コケやカビが生えてもすぐに水換えをします。

水換えをするときは、網などでマリモをすくいだし、清潔な皿などに一時的によけておきましょう。マリモを育てる容器のほか、飾りに入れていたビー玉や底に敷いた砂利などがあれば、それも全てキレイに洗います。

また、マリモそのものも、水で軽く洗い流してあげます。このとき、茶色く枯れた部分があれば、ピンセットなどで取り除いてください。

施肥は、清潔な水と適度な日当たりがあれば、肥料がなくても元気に育ちます。ただし、サイズを大きくしたい場合は、「マリモのごはん」など、ユニークな名前がついた専用の肥料もあるので、規定量与えましょう。

マリモを育てていると、しゅわしゅわと気泡をまとい、浮くことがあります。これはマリモが光合成している証拠で、酸素と窒素の気泡をまとって、水面に浮いています。気泡をまとってぷかぷか浮いている様子は、元気に育っている証になります。

花言葉は「懐かしい関係」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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