橄欖 オリーブ/カンラン 角字で花と植物の名前、漢字表記
橄欖
オリーブ/カンラン
英語: Olive オリーブ
Unicode: [橄_0x6A44][欖_0x6B16]
オリーブは、モクセイ科の常緑高木で、実が食用や、食用油(オリーブ・オイル)の原料になります。葉が小さくて硬く、比較的乾燥に強いことから、特にスペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されています。
ポルトガル共和国の国花です。旧約聖書やギリシア神話で平和や勇気の象徴として登場し、ヨーロッパでは、実を収穫するため、また実からオリーブオイルを抽出するため、古くから栽培されていました。
イスラエル国の国花です。エルサエムの東、海抜800メートルほどの小高い丘陵は「オリーブ山」と呼ばれ、古くからオリーブが栽培されていたとされています。
キプロス共和国の国花です。
日本では香川県が主な生産地で、実や、油を絞ったかすは、家畜や養殖の飼料としても利用されます。
木材は硬く緻密で、油分が多く耐久性があります。装飾品やまな板、すり鉢・すりこぎ、スプーン、へらなどの台所用品を作るのによく用いられます。日本では印鑑の材料にされることもあります。
オリーブの葉は、ポリフェノールや鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれ、美肌や健康効果があるといわれています。入浴剤やお茶として利用されます。
苗は売っていますが、温暖で日当たりの良い場所を好むので、育てたい場合は寒冷地や日陰での栽培は避けましょう。
花言葉は「平和」「知恵」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.