樸樹 ムクノキ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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樸樹 ムクノキ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

樸樹

ムクノキ

英語:Aphananthe aspera アルファナンテアスペア

Unicode:[樸_0x6A38][樹_0x6A39]

アサ科ムクノキ属の落葉高木で、東アジア、東南アジアに分布します。日本では、関東以南~沖縄に分布し、雑木林や日当たりの良い丘陵、海沿いの肥沃な土地などに自生します。

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生長が早く、寿命も長い樹木です。齢を経た樹は高さ40mにもなります。神社仏閣で見られる他、公園や庭園に植栽されますが、街路樹や並木ではあまり利用されません。

幹はまっすぐに伸び、枝は横に広がります。安定性のある雄大な樹形になります。樹皮は灰褐色、なめらかで縦筋が入ります。老木になると樹皮は縦方向に剥がれます。

葉は長さ5~10cm、タマゴ型で先端が尾状に細く伸びます。葉脈がくっきりと目立ち、縁はギザギザになります。枝には左右交互に付く互生です。両面に短い毛が生えており、触るとざらざらします。

春に葉を広げると同時に花を咲かせます。主な開花期は5月です。雄花は新しく伸びた枝の下部にかたまって咲き、雌花は上部の葉腋(葉柄と枝の接点)に1~2コ付きます。

果実は直径1cmほどの球形で、秋に熟して黒っぽい紫色になります。果肉は甘みがあり食べることができます。鳥が実を食べることで、タネが散布されます。一説には、鳥に食べられて排泄されたタネは、よく発芽するとも言います。ムクドリは、ムクノキの実を好んで食べるところから付いた名前です。

育て方は、日当たりが良く、湿潤な環境を好みます。若木はある程度の日陰にも耐えます。生長が早くて巨木になりやすく、枝が横に広がるので、狭い場所では庭木としては不向きで、鉢植えなどの植栽も向きません。

根が深く、強風に耐えるため、公園/街路樹/神社/防風用の樹木として優れています。芽を出す力は強いため、剪定に耐えます。

暖地向きの樹木で耐寒性はあまりなく、植栽適地は関東より西です。病虫害は特にありません。

用土は、特に土質は選ばずによく育ちます。

水やりは、地植えの場合、根づいてしまえば特に必要ありません。

施肥は、特に必要ありません。植え付ける際に堆肥や腐葉土を混ぜ込んでおけば問題ありません。

花言葉は「若い時代と悲しみ」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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