楯座 たて座 角字で星座の名前、漢字表記
たて座
Scutum(スクーツム)
楯座 たてざ
Unicode: [楯_0x696F][座_0x5EA7]
Sct
季節(日本): 夏
楯をモチーフとした星座。現代の88星座のひとつ。
17世紀末、ポーランドの天文学者ヨハネス・ヘベリウスによって考案された新しい星座で、全天で5番目に小さい星座で、明るい星はないため、あまり目立ちません。
いて座の北に位置し、夏から初秋にかけてが見頃になります。天の川の中に位置しているので、星座の中にはたくさんの微恒星が輝き、小さな雲のように見えることから、「スモールスタークラウド」とも呼ばれています。
元々は、「ソビエスキーのたて座」と呼ばれていました。この「ソビエスキー」はポーランド王ヤン3世ソビエスキーのこと。ウィーンに攻めてきたトルコの大軍を破った勇者で、その功績に感激したヘベリウスが名前を付けたといわれています。
ヤン3世は、前年の1683年に起きたオスマン帝国による大規模なヨーロッパ進撃作戦「第二次ウィーン包囲」の際、「フサリア」と呼ばれる騎兵3000騎を率いて、ウィーン包囲中のオスマン・トルコ軍15万を強襲。
オスマン軍陣地の中央突破を敢行しこれを分断、その後本営までまっすぐ突撃し大混乱に陥れました。わずか1時間ほど続いた戦闘によってオスマン軍の包囲陣を寸断し、散り散りになって潰走させるという戦史に残る武勲を立てました。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.