桜草 サクラソウ プリムローズ 角字で花と植物の名前、漢字表記
桜草
サクラソウ
英語:Primrose プリムローズ
Unicode: [桜_0x685C][草_0x8349]
サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。日本では北海道南部、本州、九州の高原や山地のやや湿った草原や開けた森林、河川敷の草原、原野に分布し、朝鮮半島から中国東北部へかけても分布します。サクラソウ属植物は世界中に約400種存在します。
自生地では林間の湿性地や原野の草間に生え、ときに群生します。地中に根茎があり、春に発芽して5~6葉を根生し、高さ15~40cmの花茎を直立させ、5~10個の花を付けます。花は直径2~3cmほどで、花弁が5個に深く裂け、淡紅色でまれに白花もあります。
ニホンサクラソウ(日本桜草)とも呼ばれます。
江戸時代に育種が進んで、数百に及ぶ品種が作られた古典園芸植物です。江戸時代の中期から、荒川の原野に野生する原種から本格的な栽培が始まり、白、桃、紅、紫、絞りなどの色変わりや、大小さまざまな花形の変わり品が生まれ、名称が付けられました。やがて江戸時代後半になると品種数も非常に増え、新花を持ち寄り品評会が行われるようになりました。
埼玉県と大阪府の県(府)花に指定されています。
育てる場合は、夏の暑さと乾燥には弱いので、地植えの場合は、落葉樹の下など直射日光に当たらない場所に植えます。
鉢植えの場合は、、芽が出てから花が咲き終わるまでは、日光によく当たる場所で育てるようにしてください。夏場は明るい日陰に移動させましょう。
夏の暑さと乾燥には弱いですが、日本の気候風土に合っており、環境を気に入れば群生して美しい花を沢山咲かせます。
花言葉は「少年時代の希望」「初恋」「自然の美しさを失わない」「純潔」「あこがれ」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.