松笠 マツカサ 角字で花と植物の名前、漢字表記
松笠
マツカサ
英語:Conifer cone コニファーコーン
Unicode: [松_0x677E][笠_0x7B20]
松かさ、松毬とも。松の果実(毬果あるいは球果)のこと。松傘、松笠とも書き、「松毬」は「ちちり」「ちちりん」とも読みます。
まつぼっくり、松ぼくりともいい、晩秋の季語となっています。
松脂を含み、燃えやすい形状のため、天然の着火剤としても優秀で、キャンプなどでたき火の着火に使われる事があります。
形が面白いので、種類によっては、工芸品などに加工されることもあります。
青くて柔らかいものは、砂糖漬けや蜂蜜漬け、酢漬けにして食べることができます。
アルコールに2週間程度つけて、色がウイスキーのような色になれば、松ぼっくり酒として飲むことができます。安眠や免疫力向上に効果があるとされています。
松かさの中には松の実が入っており、多くの動物の餌となります。日本で食用に市販されている「松の実」は、主に中国からの輸入品で、「朝鮮五葉(チョウセンゴヨウ)」という五葉松(ゴヨウマツ)の一種の実です。赤松(アカマツ)や黒松(クロマツ)の松の実はあまり食用にはされていないようです。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.