木蓮 モクレン 角字で花と植物の名前、漢字表記
木蓮
モクレン
英語:Magnolia マグノリア
Unicode: [木_0x6728][蓮_0x84EE]
モクレン目モクレン科モクレン属の落葉低木で、別名は木蘭、辛夷、木筆、望春、女郎花。花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もあります。
中国南西部の雲南省、四川省が原産地で、もともと中国から薬用として持ち込まれ、花が美しいことから、庭木に植える園芸種として定着し、日本には古くからある歴史ある花木です。庭木や公園樹として中国、日本だけでなく、北米やヨーロッパ諸国で広く植樹されています。
樹高は3~5m程度。葉は互生で、先が尖る広卵型で長さ8~10cm。
花期は春4月~5月頃。花びらは舌状で長く、花色は濃い紅色から桃色で、花弁は6枚、がくは3枚、雄しべと雌しべは多数が螺旋状に付きます。花の内側と外側の色が異なっており、内側は白い色をしていますが外側は濃い色をしています。花は甘く上品な強い芳香を放ちます。
花が咲き始めると葉が出てきて、花を隠してしまうくらい大きくなります。
育て方は、日当たり風通しのよい場所での栽培が適しています。3~5m程度の高さに育つ中高木なため、基本的には地植えが向いていますが、鉢植えにしてコンパクトに育てることも可能です。
株立ちになりやすく、やや横に広がりやすい花木です。 生長スピードが速く、寒さや暑さに強いので、全国的に栽培ができ、育てやすい樹木です。
生育が旺盛で、横に枝を張って成長していくので、地植えの場合は、狭い場所に植えると、成木になったときに剪定の手間がかかります。移植を嫌うので、一度植えると移動は困難です。植える場所に注意してください。
鉢植えの場合は、鉢を地面に直接置いていると根が鉢からはみ出して、地面に根づいてしまうことがあります。鉢を台の上に置くなどして、地面から離しましょう。
水やりは地植えの場合は、植え付けてから根が張るまで与えます。その後は日照りが続いた場合などを除き、基本的に雨だけで大丈夫です。鉢植えの場合は、土の表面が乾燥していたらたっぷりと水を与えます。
施肥は、地植えの場合は、2月に油かすや堆肥などの有機肥料を施します。9月に油かすと骨粉を混ぜた肥料を追肥します。若木の場合は成長期の5月にも、9月の追肥と同様の有機肥料を与えます。
鉢植えの場合は3月~6月の間、月1回ずつ油かすと骨粉を混ぜた肥料を与えます。
花言葉は「自然への愛」「崇高」「持続性」「忍耐」「威厳」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.