木耳 きくらげ 角字で野菜や果物の名前、漢字表記
木耳
きくらげ
英語: Jew’s-ear ジュースイヤー
Unicode: [木_0x6728][耳_0x8033]
キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属のキノコ。春から秋にかけて、広葉樹のニワトコ、ケヤキなどの倒木や枯枝に発生します。
主に日本列島、中国大陸、台湾島、朝鮮半島などの東アジアやミャンマーなどで食用とされています。
日本語では漢名「木耳」の熟字訓で「きくらげ」と読ませます。木に生えるクラゲ(水母)のような食感の食材という意味です。
形は不規則で、円盤状、耳状など変化に富み、背面の一部で枯木に付着します。
子実体はゼリー質でやや半透明、背面は粗毛で白く、表面は暗褐色で滑らか。乾燥すると小さく縮み、湿ると元に戻ります。生の状態では脆く破れやすいですが、火を通すと名前の通りクラゲを思わせる歯ごたえになります。ほぼ無味無臭。
食べ方
主に乾燥品として流通していますが、近年は生のものも市場に流通しています。生のものは乾燥品を水戻ししたものより弾力性と歯ごたえに富んでいます。
黒いキクラゲは中華料理や豚骨ラーメンの具としても知られ、主に炒め物、酢の物、刺身、チゲ、ナムル、薩摩揚げの具などに用いられます。
精進料理や普茶料理でも多用され、それらから変化した大分県中津市の和菓子「巻蒸」にも用いられています。
奄美料理では、生のアラゲキクラゲを天ぷらや卵炒めなどにして食べます。
シロキクラゲは、主に中華料理のスープの具や、氷砂糖の汁で煮たデザートの具として用いられます。
ビタミンDと食物繊維が豊富で、便秘解消や高血圧予防、心臓病予防によいとされています。
育て方
広葉樹の倒木や枯枝に発生するキノコで、主に原木栽培で栽培されていましたが、菌床栽培の方法が確立されて、自宅でも行える栽培キットも販売されています。
詳細は、栽培キットの説明書を読んでください。
日当たり・置き場所
“湿度が高いこと”が絶対条件です。最適とされる気温20~25℃、湿度70%以上の環境です。
直射日光もだめなので、強い日差しが当たらず、適度な風通しの空間で栽培しましょう。
用土
菌床がそのまま用土になります。
水やり
菌床には切れ目が入っており、水やりは切れ目にそって、霧吹き・水道水・シャワーで水をあげます。1日2〜3回、8時間おきくらいを目安に水やりをしてください。
乾燥しないように、付属の透明キャップをかぶせておきます。
施肥
菌床がそのまま肥料になります。
花言葉
「不老長寿の妙薬」「食べる漢方」「食べる美容液」など。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.