朝鮮薊 アーティチョーク 角字で野菜や果物の名前、漢字表記
朝鮮薊
アーティチョーク
英語: Artichoke アーティチョーク
Unicode: [朝_0x671D][鮮_0x9BAE][薊_0x858A]
キク科チョウセンアザミ属の多年生宿根草。南ヨーロッパの地中海沿岸原産で若いつぼみを食用とします。
和名は朝鮮薊(チョウセンアザミ)。
草丈は1m、葉は50~80cmに達する大型の草で、鋭いとげを持ち、6月~8月頃、主茎の先端に、花蕾8~15cmに達する紫色の美しい花を咲かせます。
元は野生の雑草でしたが、古代ギリシャ・ローマ時代から品種改良が進んで、食用品種となりました。現在の生産地は、地中海沿岸、フランス南部、カリフォルニアなど。
日本には江戸時代にオランダから渡来しましたが、主に観賞用として栽培されていおり。明治以降に本格的に導入されたても、食用としては栽培されず、切り花として利用されてきました。
食べ方
花のつぼみ部分を食べるのが特徴で、花びらのようになっている部分を一枚ずつはがして下処理をします。変色しやすいので、レモン水に浸けながら作業します。
基本的には、ゆでて食べます。ゆでる際は、レモンまたはお酢と塩を加えるとえぐみが取れます。
サラダや、肉料理の付け合わせ、フードプロセッサーで細かく砕いて、スープやディップソースとして、煮物の具材としてなど、食べ方はいろいろです。イモやタケノコ、ブロッコリーの茎に似た食感です。
水溶性食物繊維に富み、100gあたり8.7gとゴボウの1.5倍近い量を含んでいます。
花は乾燥させてハーブティとしても利用できます・
育て方
一般的には4月頃に種をまき、晩春に苗を植え付けて1年目は株を育て、2年目以降の5~6月にできる丸い蕾を切り取って収穫します。
移植を嫌います。一度植えつけると他の場所に移植はできません。
花が終わった後に茎や葉が枯れてロゼッタ状になり、半休眠状態になります。枯れた茎は子株を残して根元近くまで切り戻しておきます。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。一年を通して日の当たる場所で育てましょう。
ヨーロッパ原産で暑さには弱く、栽培適温は10~22度ぐらいです。暖かい地方では、夏は涼しい場所に置いたり、日よけを用意するよ良いでしょう。
冬の寒さには強い方ですが、地面が凍ったり霜が降りると株が傷むことがありますので、寒冷地では霜よけが必要です。腐葉土や敷きワラを株元に敷くか、まわりの土を株元に寄せて土が凍結しないように防寒しましょう。
用土
土質はあまり選びませんが。水はけの良い土を好みます。耕土が深くて排水が良く、有機質の多い肥沃な土地であればよく育ちます。
鉢植えにする場合は赤玉土小粒6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜた土を使用します。
水やり
生育期に土が完全に乾くと生育が衰えたり枯れたりすることがあります。また逆に過湿にしても根ぐされをおこしやすいので、夏に土を過湿にしないように気をつけます。
土が乾いていたら水を与えるようにします。日当たりの良い場所で育てていると土が乾きやすいので株元を腐葉土や敷きワラでマルチングし、土が乾かないようにしましょう。
施肥
植え付ける前に土に堆肥と油かすを適量混ぜ込んでおきます。
植えつけ後は追肥として5~6月に化成肥料を月に1回ずつ計2回与えます。
鉢植えの場合は生育期に液体肥料を2週間に1回与えます。
花言葉
「警告」「独立独歩」「傷つく心」「傷つく恋」「そばにおいて」「孤独」「厳格」など。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.