時計草 トケイソウ 角字で花と植物の名前、漢字表記
時計草
トケイソウ
英語:Passion flower パッションフラワー
Unicode: [時_0x6642][計_0x8A08][草_0x8349]
トケイソウ科トケイソウ属に分類される植物の総称であり、狭義にはPassiflora caeruleaと言うつる性常緑多年草の和名です。
中央アメリカや南アメリカの熱帯・亜熱帯域が原産地で、ユニークな形の花が愛され、世界中で観賞用に広く栽培さています。品種は500種以上と言われています。さらに掛け合わせた園芸品種が多数存在します。
3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える特徴のある花を咲かせることからトケイソウという和名になりました。
英名passion flowerは「キリストの受難の花」の意味で、原産地である中南米に派遣されたイエズス会の宣教師らが、この花を聖フランチェスコが夢に見たという「十字架上の花」と信じ、キリスト教の布教に利用しました。
この植物はキリストの受難を象徴する形をしており、花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌しべが釘、副冠は茨の冠、5枚の花弁と萼は合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍であるなどと言われました。
トケイソウの一種であるクダモノトケイソウ(Passiflora edulis)の実は、一般にパッションフルーツと呼ばれ、流通しています。
また花はハーブとして、鎮痛・精神安定・抗痙攣・不眠の緩和・血圧の降下・ヒステリーやノイローゼの緩和、更年期障害など「精神や痛みを静める」働きがあるといわれています。
パラグアイ共和国の国花です。
日当たりのよい環境を好みますので、育てる場合は日なたで管理してください。
耐寒性のない品種も多く存在します。育てる際に耐寒性の有無について確認してください。
用土は特にこだわらないので、市販の培養土で問題ありません。
水やりは、表土が乾いたら、たっぷりと与えます。
肥料は、地植えの場合は弱ってきたと感じたら腐葉土を漉き込みます。鉢植えの場合は、元気が無ければ液肥を少し与えるか、遅効性の固形化成肥料を少し与えます。
花言葉は「信仰」、「聖なる愛」、「宗教的熱情」です。 キリストの処刑を象徴するとされているトケイソウは宗教的な花言葉が多くつけられています。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.