撫子 瞿麦 ナデシコ 角字で花と植物の名前、漢字表記
撫子 瞿麦
ナデシコ
英語:Dianthus ダイアンサス/Pink ピンク
Unicode:
[撫_0x64AB][子_0x5B50]
[瞿_0x77BF][麦_0x9EA6]
ナデシコ科ナデシコ属の多年草カワラナデシコの異名、またはナデシコ属の植物の総称で、秋の七草の一つです。
秋の七草は、奈良時代、山上憶良が万葉集で詠んだ歌が由来とされます。
秋の七草
・萩(ハギ)
・桔梗(キキョウ)
・薄(ススキ)
・撫子(ナデシコ)
・女郎花(オミナエシ)
・藤袴(フジバカマ)
・葛(クズ)
北半球の温帯域を中心に約300種が分布、このうち、ヒメハマナデシコとシナノナデシコは日本にのみ自生しており、他に日本にはカワラナデシコとハマナデシコが分布します。
ナデシコ属の園芸品種を英語名でダイアンサスといいますが、本来はナデシコ属の学名を指します。また、カーネーション(和名: オランダナデシコ)もナデシコ属です。
春や秋にはかわいらしい花を咲かせ、交配しやすい植物であることから、古くから和洋問わず園芸品種として栽培され、また種間交雑による園芸種が多く作られています。
花の色は紅から淡いピンク色が多く、園芸品種などでは白色や紅白に咲き分けるものなどもあります。
和名「撫でし子」は「撫でたくなるくらい可愛らしい子」という意味があり、しばしば子どもや女性にたとえられ、和歌などに多く詠まれました。
女子サッカーチームの愛称 「なでしこジャパン」 を思い浮かべる人は多いでしょう。
日光を好むので、育てる場合は日当たり、水はけの良い場所で育てます。
耐寒性は強いですが、高温多湿に弱いので、蒸れないよう風通しを良くしておきます。
乾燥には強いですが、生育・開花には十分な水分が必要です。用土が乾いたらたっぷり水を与てください。
用土は水はけの良いものを選びます。赤玉土7、腐葉土3に山砂や鹿沼土などを3ほど加え、少量の苦土石灰を混ぜて植えます。
施肥は、成長期に月1回の置肥または、月3回ほど液体肥料を施します。一度に沢山与えるより、回数を多めに、こまめに与えた方が花付きが良くなります。
古株になると生育が衰えてきますので、タネやさし芽で数年ごとに株を更新しましょう。
花言葉は「無邪気」「純愛」「貞節」「大胆」、ピンクは「純粋な愛」、赤は「純粋で燃えるような愛」、白は「器用」「才能」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.