彫刻具座 ちょうこくぐ座 角字で星座の名前、漢字表記
ちょうこくぐ座
Caelum(カエルム)
彫刻具座 ちょうこくぐざ
Unicode: [彫_0x5F6B][刻_0x523B][具_0x5177][座_0x5EA7]
Cae
季節(日本): 冬
版画に用いる鑿(のみ)をモチーフとした星座。現代の88星座のひとつ。
18世紀半ばに、フランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって考案された新しい星座で、南天14星座のひとつです。冬の星座ですが、はと座よりも更に南に位置する星座で、日本からは地平線ギリギリにしか見えず、観測は難しいです。
エリダヌス座とはと座、がか座の間にある星座で、彫刻に使う、ノミなどが描かれています。
α星が4等星で、領域が狭く明るい星もないことから目立たない星座です。見応えのある星団や星雲もなく、注目度も低いです。
りゅうこつ座の1等星「カノープス」から北へ移動し、エリダヌス座の手前にある、二等辺三角形の星の並びが、ちょうこくぐ座です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.