川獺 カワウソ 角字で哺乳類の名前、漢字表記

スポンサーリンク
川獺 カワウソ 哺乳類の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する動物についても簡単に解説しています。

川獺

カワウソ

英語:Otter オッター

Unicode:[川_0x5DDD][獺_0x737A]

食肉目イタチ科カワウソ亜科の哺乳類の総称。

スポンサーリンク

南極大陸、オーストラリア大陸、ニュージーランドを除く、世界全域の水辺や海上に生息しています。

体の大きさは、種によって異なりますが、最小種はコツメカワウソで体長41~64cm、尾長25~35cm。

四肢は短くて水かきを持ち、鉤状に発達した爪のある種が多いです。

胴体は細長くイタチに似ています。このような体型は水の抵抗が少なく、敏捷な泳ぎを可能にしています。

頭の上部は扁平で、耳、目、鼻が同一線上に並んでいるため、水に潜りながらこれらを水面上に同時に出し、周囲を警戒することができます。

体毛はダブルコートで、密生した下毛と固くて長い剛毛に覆われており、体毛が水を弾くことにより、水中で体温が奪われることを防いでいます。

皮下脂肪の層はほとんどありませんが、下毛が密生することで空気がたまり、保温する役割を果たしています。

泳ぎが得意で、水中での生活に適応しています。また、ラッコ以外のカワウソ亜科は、陸上でも自由に行動することができます。

肉食性で、ザリガニ、カエル、魚などを泳ぎながら手で捕まえて食べます。小臼歯や顎の筋肉が良く発達しており、甲殻類は殻ごと食べられます

口で木の枝などに、ぶら下がることも出来ます。

小型の獲物は捕らえてすぐに捕食します、大型のものは一度陸に上げて捕食します。捕らえた魚を川岸に並べる習性を持つ種もいます。

知能と学習能力が高く、器用で力もあるため、石で貝を割るだけでなく、物を移動させて足場を作りドアを開けることも可能。このためカワウソ用のケージの鍵は犬用と比較して複雑な構造となっています。

社会構造は種によって異なり、単独で生活する種と、家族群を形成して生活する種がいます。

近年はペットとして飼うブームが起きていますが、種によっては凶暴だったり、飼い慣らすことが難しいものもいます。コツメカワウソなどは比較的飼育しやすいようですが、水場が必要など、飼育する難易度が高いです。

人気が高まると同時に密輸などの問題も生じています。

和名は「カワオソ」が転訛したもので、「川に住む恐ろしい動物」の意があると考えられています。

東アジアでは、キツネやタヌキ同様に人を化かす伝承が多く伝わっています。

漢字の「獺」は「天を頼りとする獣」の意で、捕らえた魚を並べる習性が、天地や祖先への祀りと信じられたことに由来します。

日本の在来種はニホンカワウソで、かつては北海道から九州まで、日本中に広く生息してましたが、乱獲や開発による生息環境の変化で激減。人間に目撃された最後の目撃例が1979年(昭和54年)6月の須崎市で、2012年8月、環境省のレッドリスト改訂で正式に絶滅が宣言されました。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

スポンサーリンク