土筆 ツクシ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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土筆 ツクシ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

土筆

ツクシ

英語:Horsetail ホーステイル

Unicode: [土_0x571F][筆_0x7B46]

シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属のスギナという植物の胞子茎の名前です。

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一本の茎のてっぺんに胞子を含んだ穂が付いています。根元までにはいくつかの節があり、その節の周りにハカマ(袴)と呼ばれる茶色い葉が付いています。茎の長さは5~15cmぐらいです。穂先は成長すると松ぼっくりのように広がり、緑色で粉末状の胞子を散らします。

フキノトウに対するフキのように、ツクシとスギナは地下茎でつながっていて、春にツクシが出て、その後スギナが次々に芽を出してきます。

スギナは全国の北海道・本州・四国・九州に分布します。市街地周辺から農耕地帯に広く生息し、山地、原野、野原、荒れ地、畑、土手、道ばたなど日当たりの良い酸性のやせた土地を好み、大小の集団をつくって群生します。多年生で、浅い地下に地下茎を長く伸ばして、節から地下茎を出してよく繁茂します。

スギナが多い場所を覚えておけば、春にはそこで沢山ツクシを収穫することができます。

天ぷらやおひたし、酢の物、和え物炒め物などで食べる事ができます。アルカロイドを多く含むので、大量摂取は避けたほうがよいとされていますが、アク抜きした状態で、通常の惣菜として食べる程度なら問題ないでしょう。

あく抜きは、まず、ハカマを取って水で洗います。10分ほど水につけます。次に鍋で沸騰したお湯に塩を少々いれて1分ほどゆでます。その後冷水にさらします。2~3回水を替えて、ほろ苦さが残る程度で水を切ります。

天ぷらの場合は、ハカマを取って水で洗います。10分ほど水につけ、そのまま粉を付けて揚げます。

ビタミンCやカロテンを含み、抗酸化作用が強いビタミンEも多く含まれています。

ツクシを育てるためには、まず、スギナを育てる必要がありますが、スギナは根を深く生やし、繁殖力も極めて高いことから、地獄草という別名が付けられるほど駆除がむずかしい植物としても知られています。できれば庭や畑に植えない方がよいです。

どうしても育てたい方は、鉢やプランターで栽培することをお勧めします。日当たりの良い湿り気のある、酸性の土地を好みますので、日なたで管理し、堆肥や腐葉土とピートモスなどの酸性培土を混ぜて、スギナを根っこ毎植えます。

追肥は不要です。不思議なことにスギナは肥料をあげすぎると育ちが悪くなり、ツクシの収穫量も減ってしまいます。元気が無い場合は液肥をごく薄めたものや栄養剤などをあげてください。PHがアルカリ性に偏ると弱ってしまうため苦土石灰などのアルカリ性培土の使用も注意してください。

花言葉は「向上心」「意外」「驚き」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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