含羞草　オジギソウ　角字で花と植物の名前、漢字表記

含羞草

オジギソウ

英語：Sensitive plant　センシティブ プラント

Unicode：　［含_0x542B］［羞_0x7F9E］［草_0x8349］

マメ科ネムノキ亜科の多年性植物の一種で、別名はネムリグサ（眠り草）。南アメリカ原産で、世界中で帰化しています。

江戸時代後期にオランダ船によって日本へ持ち込まれたといわれており、日本では沖縄で帰化植物として野外で繁殖しています。

本来は多年草ですが、耐寒性が低いため、日本では越冬できないため、一年草扱いにすることが多いです。

葉に触れると順々に葉を閉じ、下向きになり、まるでお辞儀をしているかのようなユニークな習性を持つため、オジギソウの名が付きました。
葉は触れるだけでなく、熱や振動などの刺激が加わってもお辞儀します。寒さ以外は強く丈夫で、日本でも暖かい沖縄では自生しています。

他のネムノキ類同様に、葉は夜間になると閉じて垂れ下がり、これを就眠運動といいます。

茎は木質化し、基部はやや横に這い、先端は斜めに立ち上がります。背丈は高くならず、茎には多くの逆棘があり、節ごとに葉を出します。葉は偶数二回羽状複葉で、羽状に小羽片を並べた小葉が四枚、葉柄の先端にやや集まってつく特徴があります。

花期は7～10月頃、ポンポンのような丸い形のピンク色をしたかわいらしい印象の花を咲かせます。

可愛い花と、触れるとお辞儀をするユニークな習性が愛され、園芸植物として流通しています。

育て方は、日当たりと水はけが良く、暖かい場所を好みます。

寒さに弱く、屋外では、日本の寒い冬を乗り越えることはできずに枯れてしまいます。
鉢植えにして、寒い時期は温室や室内に置くと、冬越しできる可能性があります。
地植えの場合は、冬越しできませんので、枯れたら翌年に一から育てましょう。

用土は、水はけの良い土を用います。地植えの場合は、腐葉土を多めに漉き込んで混ぜて水はけを良くします。鉢植えの場合は、市販の草花用培土に腐葉土を混ぜたものを使いましょう。

水やりは、地植え鉢植え共、表土が乾いたら、たっぷり与えましょう。

施肥はあまり必要としません。生育初期に、液肥（リン酸、カリウム主体）を1～2回施せば十分です。肥料が多いと、葉ばかり茂って（草ボケ）花付きが悪くなります。

花言葉は「敏感」「繊細な感じ」「謙虚」「失望」「デリケートな感性」「感じやすい心」「感受性」です。

 

角字とは？

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字（漢字）が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.