南瓜 かぼちゃ 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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南瓜 かぼちゃ 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

南瓜

かぼちゃ

英語: Squash スクワッシュ

Unicode: [南_0x5357][瓜_0x74DC]

ウリ科カボチャ属に属する植物の総称。

原産は南北アメリカ大陸で、北アメリカ南部・中央アメリカ地域の原産とする説が有力視されています。

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セイヨウカボチャ(西洋カボチャ)は、南アメリカ・中央アメリカの高地が起源とされ、また、ペポカボチャは北アメリカ・中央アメリカ起源といわれています。

「カボチャ」の名の由来は、一般にはポルトガル語由来であるとされ、16世紀にポルトガル船が九州に渡来した際に、寄港地のカンボジアからもたらされた野菜と伝えられ、「カンボジア」を意味する「Camboja(カンボジャ)」が転訛されたものと言われています。

主要生産地は中国、インド、ウクライナ、アフリカで、皮を含む果実を食用とするために栽培されています。

中央アメリカ原産の「日本かぼちゃ」は、天文年間に豊後国(現在の大分県)に漂着したポルトガル人がカンボジアから持ち込み、当時の豊後国の大名であった大友宗麟に種を献上したという説が有力です。

南アメリカ原産のセイヨウカボチャは、1863年(文久3年)にアメリカから日本に渡来し、当初は北海道などの冷涼地を中心に広まり、大正時代に関東地方以南でも栽培されるようになりました。アイヌ人もカボチャを栽培しており、北海道での栽培の歴史は古いです。

若葉や茎、花なども可食可能です。

蜜源植物でもあり、蜂蜜も生産されます。

つる性の一年草で。葉は大きく突起を持ち、斑模様や裂片をつけます。花色は黄色や橙色で、単性花。虫媒花であるためミツバチによる受粉が行われる他、人の手で人工授粉が施されることが多いです。

サツマイモと同様に、カボチャにもデンプンを糖に分解する酵素が含まれているため、貯蔵によって、あるいは、低温でゆっくり加熱することによって甘味が増します。

野菜の中でも保存性が高く、貯蔵しておいて冬場に食べることもできます。

アメリカなどでは、ハロウィンが近づくと橙色のカボチャの中身をくり抜いて目鼻などをつけた、観賞用のちょうちん(ジャック・オー・ランタン)を作り、中にロウソクを立てて戸口に飾る風習があります。

食べ方

食材としての旬は夏場の5~9月といわれ、夏野菜の一つに数えられますが、貯蔵が効くため通年出回っています。

薄く切った櫛形切りにして天ぷらやソテーに使ったり、角切りにして煮物などに使います。

フランスではスープの材料として使われます。

甘みの強い品種は菓子作りにも向いており、パンプキンパイやかぼちゃパン、パンプキンフィナンシェなどに加工されて食べられます。

種子(パンプキンシード)も食品として流通しており、ナッツとして扱われる他、パンや洋菓子のトッピングとして用いられることが多いです。カリウム、マグネシウム、カルシウムを含み、パンプキンシードオイルも作られます。

栄養価の高さでは野菜の中でもトップクラスで、不飽和脂肪酸、ミネラル、たんぱく質、βカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEを含みます。

日本では昔から「冬至にカボチャを食べると風邪をひかない」といわれ、冬至にカボチャを食べる風習が全国各地に残るほど群を抜いています。

カボチャ100gで、ビタミンA・C・Eの1日必要摂取量の約半分を摂ることができ、β-カロテンが多いニンジンと比べても、一度に量をとりやすいため、栄養の供給源としては理想的な野菜とも言えます。

育て方

栽培に適応する性質はそれぞれ特色があり、セイヨウカボチャ(西洋種)は冷涼な気候で乾燥した土地を好み、ニホンカボチャ(日本種)は高温多湿にも耐える性質があって、ペポカボチャ(ペポ種)には耐暑性があります。
栽培適温は17~20℃。

一般的に春に播種し、夏から秋にかけて果実を収穫します。

連作も可能です。

西洋種のほうが丈夫で摘芯の作業が要らず育てやすいです。

虫媒花ですが、人工授粉を行うことで確実に実をつけることができます。その日の朝に咲いた午前9時頃までに、花のつけ根に膨らみがある雌花に、雄花の花粉をつけます。

初夏につるが伸び出す時期は、つるや実が地面に直接つかないようにするため、つるの生長に応じて藁を敷いておきます。

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。南向きの畦や土手に植えると元気に育ちます。

用土

中性から中酸性であればそれほど選ばず、痩せていても日当たりの良い広い土地であれば旺盛に生育し、さほど難しくなく育てることができます。

水はけが悪いと、茎葉が病気にかかりやすくなるため、土壌の水はけを良くします。

定植の2週間以上前までに苦土石灰を散布して深く耕します。1週間前に、直径30~40cm、深さ30cmほどの穴を掘り、底に堆肥を入れ、掘り上げた土に化成肥料、過リン酸石灰をかきまぜて穴に埋め戻し、周りの土を集めて土壌を盛り上げて、その頂部に苗を植えます。株間は1mほどにします。

プランターの場合は、赤玉土6:腐葉土を3:バーミキュライト1で混ぜ、そこに苦土石灰を混ぜておきます。

水やり

乾燥に強い野菜なので、地植え栽培の場合は基本的に水やりの必要はありません。

プランターで育てる場合は水切れを防ぐために、土が乾燥したら水を与えます。

施肥

追肥は実がつき始めたら、2回にわけて定期的に化成肥料を追肥をします。株元からやや離れた数十センチメートルの位置に控えめに施します。

元肥が多すぎたり、窒素肥料過多の場合、つるばかりが茂って実のつきかたが悪くなる「つるぼけ」になることがあるので注意します。

花言葉

「広大」「広い心」「ささやかな幸せ」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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