刺草 蕁麻 イラクサ 角字で花と植物の名前、漢字表記
刺草 蕁麻
イラクサ
英語:Nettle ネトル
Unicode:
[刺_0x523A][草_0x8349]
[蕁_0x8541][麻_0x9EBB]
イラクサ科イラクサ属の多年生植物で、関東以南の本州、四国、九州に自生し、北アメリカ、ヨーロッパにも分布しています。
山地や林の縁など湿った場所に生え、アイコ、イラナ、アエダケなど、地域によって呼び名が様々です。
草丈は30~80cmで、茎は四角く、葉縁に鋭く深い鋸歯があり、夏から秋にかけ、緑白色の雄花と淡緑色の雌花が咲きます。
イラは「痛い」の古語で、イタイタグサとも呼ばれ、茎や葉の表面に毛のようなトゲがありギ酸を含むため、皮膚につくと強い痛みがあります。トゲの基部にはアセチルコリンとヒスタミンを含んだ液体の入った嚢があります。トゲに触れると、その嚢が破れ、はれやかゆみをひきおこします。
また、蕁麻疹を発症することもあります。蕁麻はイラクサの仲間で、蕁麻に刺されてできた火ぶくれに外見的に似ることから蕁麻疹と名付けられたそうです。
有毒植物ですが、意外にも薬用や食用として利用できます。
セイヨウイラクサの葉を乾燥したものが「ネトル茶」として流通しており、花粉症の体質改善に効果があるといわれています。
若い葉はおひたしなどで食べることができます。ロシアではスープの具としても用いられます。
育て方は、湿気があって半日陰、肥沃な土壌を好みます。夏場の高温や乾燥、直射日光に弱いので注意してください。触ると、はれやかゆみをひきおこすので。植える場所には注意してください。
土質はあまり選びませんが肥沃な土壌を好みますので、赤玉土と腐葉土に緩効性の化成肥料を混ぜたものを使います。市販の草花用培土を使用しても問題ありません。地植えの場合も腐葉土や堆肥をたっぷり漉き込み、緩効性の化成肥料を混ぜておきます。
水やりは、乾燥に弱いので、晴れの日が続いて土が乾いたら、たっぷりと与えます。鉢植えの場合は、表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は、地植えの場合は、元肥以外は特に必要ありませんが、育ちが悪い場合は、緩効性の肥料を根元に撒きましょう。鉢植えの場合には2週間に1回ぐらいの割合で、 水やりを兼ねて液体肥料を与え留程度で良いでしょう。
花言葉は「中傷」」「悪口」「悪意」「残酷」「一致」「和合」「根拠のない噂」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.