切三葉 きりみつば 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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切三葉 きりみつば 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

切三葉

きりみつば

英語: Janese-honeywort ジャネスハニーウォート

Unicode: [切_0x5207][三_0x4E09][葉_0x8449]

セリ科ミツバ属の多年草。和名の由来は葉が3つに分かれている様子から。さわやかな香りが特徴のハーブで、茎と葉が食用になります。

別名、ヤマミツバ、ノノミツバ、ノミツバ、ミツバゼリ。「せり三ツ葉」とも呼びます。

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日本原産。北海道から沖縄までの日本各地、及び中国、朝鮮半島、サハリン、南千島等の東アジアに広く分布し、平地から高山にかけて、日陰地や湿り気のある野原、谷間、川岸などに群生します。

草丈は30~50cm程。

葉は根の近くから曲がって横に張りだして互生し、長い柄の先に3枚の小葉からなる複葉をつけます。葉身の形状は卵形で先が細くなって尖り、葉縁にはギザギザとした重鋸歯があり、全体にさわやかな香気を放ちます。

花期は6~8月頃で、花茎を伸ばして5枚の花弁からなる白い小さな花を咲かせます。

花後は楕円形の果実をつけます。

数少ない日本原産の野菜で、栽培が始まったのは江戸時代。

三種類に大別でき、一般的に三ツ葉として売られいているのは【糸三葉】です。
水耕栽培で年中出まわっており、特に旬はありません。葉と茎が緑色なので「青三葉」と呼ぶこともあります。

あとの二種類は「軟化栽培」したものが主流。そのため、茎の部分が白くなっています。

根を切り取ってある【切三葉】。
これは、秋から早春に需要が多く、正月料理にも欠かせません。関東では人気が高く雑煮や土瓶蒸しなどで使われます。

「土寄せ」して根の付いた【根三葉】。
香りが良く、根まで食べられるのが特徴で、春先が旬です。

食べ方

切三葉は、正月料理に欠かせません。関東では人気が高く雑煮や土瓶蒸しなどで使われます。

吸い物や茶碗蒸しの薬味としても楽しめます。

おいしさをシンプルに味わうなら、お浸しがおすすめです。熱湯にさっとくぐらせたら冷水に放して色止めしましょう。

油を使った調理で食べやすくなります。天ぷらやバター炒めなどがおすすめです。

三ツ葉は香味を楽しむ野菜ですが、意外なほど栄養があります。とくにビタミンのバランスが優れており、カロテンやカリウム、ビタミンA、ビタミンCも含まれています。

育て方

旬は春から初夏ですが、通年の栽培ができる葉野菜です。

発芽適温は18℃~22℃前後。気温が20℃前後の時期に種をまきましょう。春まきは4月以降、秋まきは9月以降が適しています。

水耕栽培もできるほど生育が強い野菜で、家庭菜園にぴったりです。暑さに強い反面、乾燥には弱く、夏場は乾燥が長期間続くと生育が極端に悪くなります。

日当たり・置き場所

半日陰で湿度の高い場所でよく育つので、マンションのベランダなど日当たりの悪い場所でもスクスク育ちます。

日当たりの良い場所も好きですが、日差しが強いと色が濃くなり、食べたときにえぐみが出るので、半日蔭で育てると良いでしょう。

用土

土壌酸度の最適は、6.0~6.5pHの中性~弱酸性。

有機質を多く含んだ保水性と排水性の良い土壌を好み、酸性土壌に弱いので、石灰を混ぜて土壌を土壌を中和してから栽培しましょう。

プランター栽培で使う用土は市販の葉野菜用培養土を利用すると便利です。
用土を配合する場合は、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1、これに石灰を用土10ℓ当たり10~20gと化学肥料を用土10ℓ当たり10~20gを混ぜ合わせた物を使います。

水やり

植え付けてから苗が根付くまでの約1週間は、用土の表面が乾かないようにこまめに水やりを行いましょう。

乾燥を嫌います。特に気温が上がる夏場以降は、用土の表面が乾かないように水やりをしましょう。

鉢植えの場合は、表土が乾いたら、底穴から水が流れるまで、たっぷりと与えます。

施肥

ミツバの追肥は2回目の間引きが終わった頃から開始し、茎葉の色が薄かったり成長が悪かったりしたときは、2~3週間おきに施します。

ミツバは収穫までが短いので、即効性のある肥料を使いましょう。1株あたり化成肥料約10gが目安です。

プランターや鉢植えで栽培している場合は、水やりを兼ねて7~10日おきに液肥を与えても構いません。

花言葉

「意地っ張り」「奔放」など。

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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