八分儀座 はちぶんぎ座 角字で星座の名前、漢字表記
はちぶんぎ座
Octans(オクタンス)
八分儀座 はちぶんぎざ
Unicode: [八_0x516B][分_0x5206][儀_0x5100][座_0x5EA7]
Oct
季節(日本): 南天
航海や測量に用いられる八分儀をモチーフとした星座。現代の88星座のひとつ。
八分儀とは、天体の水平線からの高度や離角を観測するために用いられた測角器で、角度45度の扇型の本体に、2枚の平面鏡が取り付けられた構造をしています。1730年にイギリスのジョン・ハドリーによって発明されました。
18世紀半ばに考案された新しい星座で、天の南極とその周辺を領域としているため、日本からは星座の一部すら見ることができません。
ケンタウルス座の、リギル・ケンタウルスとハダル、エリダヌス座のアケルナルの、ちょうど真ん中辺りに、二等辺三角形の形で位置しています。
最も明るいν星も4等星と暗く、目立つ天体もないため。あまり知られていない星座ですが、α星は21世紀現在、肉眼で見ることが可能な星としては、天の南極の最も近くに位置しており、ラテン語で「南極星」を意味する「ポラリス・アウストラリス」という固有名が認証されています。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.