儒艮 ジュゴン 角字で哺乳類の名前、漢字表記
儒艮
ジュゴン
英語:Dugong ジュゴン
Unicode:[儒_0x5112][艮_0x826E]
ジュゴン目ジュゴン科ジュゴン属の海棲哺乳類。現生種でジュゴン属は本種のみ。
インド洋、西太平洋、紅海に分布します。北限は日本(沖縄諸島北緯30度周辺)、南限はオーストラリア(南緯30度周辺)。マダガスカルやモーリシャス、台湾近海では絶滅したとされています。
全長3m。体重450kg。体色は灰色で、腹面は淡色。全身は長い柔毛と短い剛毛でまばらに被われています。
鼻面は下方に向かい円盤状。鼻腔は前方に開口します。眼は小型で、頭部背面に位置し、眼後部に耳孔が開口します。
15~20cmの牙状の切歯が2本あり、骨の中に埋没しています。臼歯の数は6本。
胸鰭はしゃもじ形で爪がなく。尾鰭は三角形で、尾鰭後縁には切れ込みが入ります。
季節回遊は基本行いませんが、数百kmを移動することもあります。シャーク湾やモートン湾では季節移動を行うとする報告例もあります。
単独もしくは母親と幼獣からなる数頭の群れを形成することが多いです。数百頭に達する大規模な群れを形成することもありますが、生息数が減少した現在ではまれです。
胸鰭を使って海底を徘徊し、速く泳ぐ際には尾鰭を使います。
食性は植物食で、ウミジグサ、ウミヒルモ、ベニアマモ、リュウキュウスガモなどの海草を食べます。飼育下ではアマモも食べます。
採食は昼間に行いますが、人間がいる地域では夜間に行います。
食用や油用、皮革用、牙の狩猟、海洋汚染、漁業やサメ避け用の網による混獲などにより生息数は減少しています。
賢く、おとなしい性格ですが、神経質で警戒心が強く、飼育は非常に難しいとされており、世界の2か所の施設で2頭だけが飼育されています。1頭は鳥羽水族館、もう1頭はオーストラリアのシドニー水族館です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.