キツネ 角字で哺乳類の名前、漢字表記

スポンサーリンク
狐 キツネ 哺乳類の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する動物についても簡単に解説しています。

キツネ

英語:Fox フォックス

Unicode:[狐_0x72D0]

哺乳綱食肉目イヌ科イヌ亜科の哺乳類。狭義にはキツネ属を指します。

スポンサーリンク

古来、日本で「狐」といえば、アカギツネの亜種ホンドギツネのことを指しましたが、北海道進出後は、キタキツネも含むようになりました。

日本では、本州、九州、四国の各本島と淡路島にホンドギツネが、北海道本島と北方領土にキタキツネが生息します。

イヌ科ですが、群れを作らず、小さな家族単位で生活しています。イヌのような社会性はあまりないとされていますが、大きなグループで生活していた事例もあります。

イヌ科の他の種よりも小型で、平均的なオスのキツネの体重は、5.9kg、メスは5.2kg。日本犬に似たほっそりとした顔(俗に言うキツネ顔)で、ふさふさした尾を持ちます。

典型的なアカギツネの毛色は、赤褐色で、通常尾の先は白いです。

食性は肉食に近い雑食性。鳥、ウサギ、齧歯類などの小動物や昆虫を食べ、餌が少ないと雑食性となり人間の生活圏で残飯やニワトリを食べたりします。

夜行性で、瞳孔はネコと同じく縦長です。

非常に警戒心が強く、用心深い反面、知能が高く、好奇心旺盛。安全だと判断すると人にも慣れて、白昼に餌をねだることもあります。

北海道では、観光客に食べ物をねだるキタキツネが有名になりましたが、キタキツネは、人畜共通感染症であるエキノコックスに感染している場合があるため、接触は禁止されています。

狐は、小型の家畜、ペット、子供を襲うため、害獣とされましたが、一方でネズミなどの害獣を捕食するため、神様の使い(神使)とされることもあります。稲荷神の神使として有名で、狛犬の代わりに狐の石像が神社の守護神になっており、油揚げなどをお供えされたりしています。

16世紀にイギリスでキツネ狩りが始まり、イギリスの文化となりました。キツネ狩りはスポーツや娯楽の側面が強いですが、貴族にとっては、軍事教練や、領土の地理を把握するのに役立った側面もあります。しかし、20世紀以降は、世界的な動物愛護の影響により、イギリスでは犬を使った狩猟が禁止されました。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

スポンサーリンク