烏座 からす座 角字で星座の名前、漢字表記
からす座
Corvus(コルブス)
烏座 からすざ
Unicode: [烏_0x70CF][座_0x5EA7]
Crv
季節(日本): 春
カラスをモチーフとした星座。トレミーの48星座、現代の88星座の1つ。
日本では春の南の空にある星座で、おとめ座のスピカの右下に位置します。4個の3等星が小さな四角形状に並んでおり、小さいですが形が特徴的なので、覚えておけば見つけやすいです。
α星「アルキバ 」は4等星で、アラビア語で「天幕」を意味します。
β星「クラズ」は2.64等星で、固有名「クラズ (Kraz) 」の原義は不明とされています。
γ星「ギェナー」は2.58等星で、からす座で最も明るく見える恒星。アラビア語で「翼」を意味します。
δ星「アルゴラブ」は3等星で、アラビア語で「カラスの翼」を意味します。
歴史的には古く、少なくとも紀元前1100年頃のバビロニアの星図にワタリガラスとして描かれていました。
ギリシア神話では、カラスは大神ゼウスの使いで、元々色は真っ白で、人の言葉を話したとのことです。
ある日、太陽神アポロンの恋人コロニスが別の男と話しているところを、このカラスが見て、コロニスが浮気をしていると告げ口し、怒ったアポロンがコロニスを矢で射ってしまいます。コロニスは死んでしまいますが、お腹の子は生きていて、一目見るなりそれが自分の子供であることがアポロンには分かってしまいました。
カラスの告げ口を本気にして、コロニスを疑い、死なせてしまったアポロンは大変に悔やみ、怒りのあまり、カラスを呪って羽を黒く変えたとのことです。そして天に打ち上げて4本の釘で打ち付けてしまったのがからす座であるとされています。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.