鱲 カラスミ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字

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鱲 カラスミ 魚編(さかなへん)の漢字や、魚、海の生物、水の生物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する生物についても簡単に解説しています。

カラスミ

英語:Dried mullet roe ドライドマレットロウ Botargo ボターゴ イタリア語のボッタルガ(Bottarga)から

Unicode: [鱲_0x9C72]

ボラの卵巣を塩漬けし、塩抜き後、天日干しで乾燥させたもので、名前の由来は形状が中国伝来の墨「唐墨」に似ていたためとされています。

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日本ではボラを用いた長崎県産のものが有名ですが、香川県ではサワラあるいはサバの卵で作ります。
日本以外でも台湾やイタリア、スペイン、エジプトでも作られています。

ウニ、コノワタとともに、日本の三大珍味と呼ばれ、高級な酒肴として珍重されています。

ボラは、ボラ目・ボラ科に分類される海水魚で、日本では北海道以南で広く見られる他、ほぼ全世界の熱帯・温帯に広く分布する大型魚です。海辺では身近な魚の一つで、各地で食用に漁獲されています。

河口や内湾の汽水域にも多く生息します。基本的には海水魚ですが、幼魚のうちは大群で川に遡上します。水の汚染にも強く、都市部の港湾や川にも多く生息します。

成長するにつれて呼び名が変わる「出世魚」という特長を持ちます。

関東 – オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド
関西 – ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド
高知 – イキナゴ→コボラ→イナ→ボラ→オオボラ
東北 – コツブラ→ツボ→ミョウゲチ→ボラ

「トド」は、「これ以上大きくならない」ことから「結局」「行きつくところ」などを意味する「とどのつまり」の語源となりました。また、2年ほど成長した若魚は背中が青いため、未熟なものを「青二才」と呼ぶ語源になりました。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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