鱒 マス 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
鱒
マス
英語:Trout トラウト
Unicode: [鱒_0x9C52]
サケ目サケ科に属し、一般にサケと呼ばれる魚以外のサケ科の魚をまとめた総称です。英語ではトラウト。
「マス」とは本来サクラマスの呼び名で本鱒(ホンマス)とも呼ばれましたが、現在ではマス、トラウト共にサケ類の陸封魚、及び降海する前の魚を指すことが多いです。
イワナ、ヤマメ、アマゴ、ニジマス、サクラマス、サツキマス、ビワマス、ブラウントラウトなどがマス類、トラウト類と呼ばれます。
サケとマスの境界が厳密でないため、国により区分方法や命名の方法が異なり、英語圏でキングサーモンはサケに区分されますが、日本では同じ魚をマスノスケと呼ぶほか、サクラマス、サツキマス、ニジマスをマスとして区分しています。
北半球の高緯度地域に分布し、最高水温が20℃以下の河川や池沼(淡水)で産卵し、稚魚の一部が海に下り、海洋で生活しますが、陸封魚という生涯を淡水で暮らす種もいます。
南半球では、放流によりオーストラリア、ニュージーランド、チリなども分布します。
主な食性は肉食で、落下昆虫や水生昆虫、底性生物やプランクトンを餌としています。海洋では、イカナゴやイワシなどの小魚やプランクトンを捕食しています。養殖では人工飼料が与えられています。
ほぼ全ての種が食用となり、毒性もなく独特のうまみがあるため、身や卵を様々に加工調理されています。
養殖も盛んに行われていますが、水温が20℃を超えると、生きていられないため、平野部や暖かい地方で飼育することは困難です。
食べ方/ソテー(ムニエル)、焼き物(塩焼き、幽庵焼き、西京漬けなど)、生食(刺身、マリネ)、揚げる(フライ)、煮る(煮つけ)、汁(潮汁、みそ汁)
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.