鰍 杜父魚 カジカ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
鰍 杜父魚
カジカ
英語:Bullhead ブルヘッド Japanese sculpin ジャパニーズスカルピン
Unicode:
[鰍_0x9C0D]
[杜_0x675C][父_0x7236][魚_0x9B5A]
スズキ目カジカ科に属する淡水魚で、日本固有種です。北海道南部以南の日本各地に分布します。別名「ゴリ」「ドンコ」。
体長20センチ前後。黒褐色で細長い紡錘形。ひれなどに棘がなく、見た目はハゼに似て、体色は淡褐色から暗褐色です。
石の下に住んでいるので、「鮖」と書く事もあります。
石伏(いしぶし)、石斑魚(いしぶし)、霰魚(あられうお)、川鰍(かわかじか)、ぐず、川虎魚(かわおこぜ)などの別名を持ちます。
日本語で「鰍」は「カジカ」を意味しますが、中国語で「鰍」の表記はドジョウを意味します。「カジカ」は「杜父魚」と書かれます。
河川改修などで、生息環境が破壊され、個体数は減少しており、絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト)に指定されています。
卵の大きさにより分類され、大卵型は、渓流などの上流域、中卵型や小卵型は中流域から下流域に暮らしています。石礫中心の川底を好み、水生昆虫や小魚、底生生物などを食ています。
日本各地で食用にされ、主な料理法は、汁物、味噌汁、鍋料理、佃煮、甘露煮など。代表的なものに石川県金沢市の郷土料理「ゴリ料理」があります。
石の間にへばりつく「ゴリ」を捕まえるために板や藁を川底に押しつけて、網に追い込む様子が、強引に物事を進めるように見えるため「ゴリ押し」という慣用句になったとされています。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.