鈴蘭 スズラン 角字で花と植物の名前、漢字表記
鈴蘭
スズラン
英語:Lily of the valley リリーオブザバレー
Unicode: [鈴_0x9234][蘭_0x862D]
スズラン亜科スズラン属に属する多年草で、君影草(きみかげそう)、谷間姫百合(たにまのひめゆり)などの別名もあります。
日本在来種は、本州中部以北、東北、北海道の高地に多く自生し、北海道を代表する花として知られています。
観光資源として、群生させている市町村もあり、スズランの群生地は、観光地としても人気があります。
観賞用に栽培されているものは、ヨーロッパ原産のドイツスズランが多いです。野生種のスズランより大型で、花の香りが強いです。
春に小さな鈴のようなかわいい花を咲かせます。桃、紅などの花色もあり、香水の原料にもなるほどの強い芳香があります。
ドイツスズラン(独逸鈴蘭)は、フィンランド共和国と、スウェーデン王国の国花です。
ドイツスズランは、フィンランド語では「Kielo」と言い、ほぼフィンランドの全土に渡って分布しており、夏に湿った森や公園、家の庭に咲き、よく目にするので、フィンランド人にとっては身近な植物で親しまれています。
可憐で素朴なその姿が多くの人に愛されていますが、全草に強い毒をもつ毒草で、毒性物質は特に花や根に多く含まれ、摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至ります。
スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあるため、食べたり、口に含んだりすることは絶対にやめてください。
山菜のギョウジャニンニクと外見が似ており、誤って食べた人が中毒症状を起こす症例も多く報告されています。
栽培する場合は、明るい半日陰のような場所を好みますので、落葉樹の下のような、秋から春は日当たりが良くなり、夏場は木陰になる場所で管理すると良く育ちます。
保水性が高く水はけの良い土壌を好みます。鉢植えは市販の培養土で問題ありません。
地植えの場合は、根付いてからは特に水やりの必要はありません。鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷりと水やりを行います。
地下茎で繁殖するので、株分けで増やせます。
花言葉は「再び幸せが訪れる」「純粋」「純潔」「謙遜」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.