護謨 ゴム 角字で花と植物の名前、漢字表記
護謨
ゴム
英語:Gum tree ゴムツリー
Unicode:[護_0x8B77][謨_0x8B28]
クワ科フィカス属に分類される植物の総称ですが、一般的にはインドゴムノキの園芸品種であるデコラゴムノキのことを指す場合が多いです。白い樹液はラテックスといい、天然ゴムの原料となります。
インドやマレーシアなど熱帯地域を原産とするゴムの木は、世界中に約800種類が分布しているとされています。
ゴムの木の中で最も有名なのが、クワ科のイチジク属に分類される「インドゴムノキ」です。インド北部、マレー半島を原産地とする常緑高木で、現在ではインドゴムノキから枝変わりした園芸用の品種が多数作られています。
その名のとおり、ゴムを作るための原料として用いられてきたゴムの木ですが、強靱で生命力旺盛、大きく美しい葉が人気となり、今では一般家庭で育てられる定番の観葉植物として親しまれています。
楕円形の大きくて肉厚な葉が特徴です。丈夫な観葉植物で、初心者でも育てやすいとされています。
ゴムの木を剪定したときに、切り口から白い樹液(ラテックス)が出てきますが、この樹液に触れることでアレルギー反応(ラテックスアレルギー)を起こすといった恐れがあります。ひどいときにはアナフィラキシーショックを起こし、呼吸困難等になる場合もあるため、樹液に触れて赤く腫れたり、かゆかったりする場合は、医師に相談しましょう。
食用に栽培されているイチジクもゴムの木の仲間で、フィカス属に分類されています。普段食べているイチジクは実は実ではなく花の部分で、園芸種のウンベラータやゴムの木もイチジクに似た花を咲かせます。
育て方は、日当たりが良い場所を好みますが、夏の強い日差しに負けて、葉焼けを起こす場合があるため注意しましょう。直射日光下に置く場合は、十分に日光に慣らした後に置きます。冬場は室内の日当たりの良い場所で管理します。暖地で霜に当たらなければ屋外越冬も可能ですが雪や霜に気をつけてください
ラテックスアレルギーの方などは、樹液に触れるとアレルギー反応を起こす場合がありますので、剪定などをする場合はゴム手袋などをして注意してください。
用土は、水はけの良い土を好みます。市販の観葉植物用培土でも問題ありません、多肉植物用の土に腐葉土を少量混ぜ込んだものや、赤玉土と鹿沼土を混ぜ込んだものも良いようです。ゴムの木専用の土などが入手できればそちらを使用してください。
水やりは、水が好きな植物なので、生長期は表土が乾燥したらたっぷりと与えます。屋外で日差しの強い場合は毎日水やりしても問題ありません。葉水を施して、空中湿度を一時的に高く保つと元気になります。
休眠期の冬場などは乾燥気味に育てます。乾燥気味の目安としては鉢の表土が乾燥してから2~3日経った頃に水を与えます。
施肥は、植え替え・植え付け地に緩効性肥料を少量混ぜ込んでおき、1ヶ月に一度程度、緩効性肥料を与えます。また、生長期には適正濃度の液肥を10日に1回程度の頻度で与えるとよいでしょう。
花言葉は「永久の幸せ」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.