蒲公英 タンポポ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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蒲公英 タンポポ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

蒲公英

タンポポ

英語:Dandelion ダンデライオン

Unicode: [蒲_0x84B2][公_0x516C][英_0x82F1]

キク科タンポポ属の多年生植物の総称で、多くはユーラシア大陸に自然分布します。
古典園芸植物の一つで、江戸時代幕末には園芸化され、数十の品種がありました。

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中国植物名は、蒲公英(ほこうえい)といい、生薬として使用される場合の名前にもなっています。
健胃・利尿・催乳などの効果があるとされ、全草を掘り上げて水洗いし、刻んで天日干ししたものが生薬蒲公英となります。健胃作用、解熱作用、利尿作用、および胆汁分泌の促進作用があるといわれており、健胃薬として用いられます。

道ばたや野原、草原に多く生え、身近な野草として一般によく知られています。生命力の強い植物で、アスファルトの裂目から生えることもあります。

草丈は15cmほどで、葉は鋸葉、花は黄色や白花です。太く長いゴボウのような根を持ち、長いもので1メートル以上にもなります。

花が咲き終わると、綿毛(冠毛)の付いた種子を作り、湿度が低いときに綿毛を球状に展開して、風によって飛び散り広範囲に移動します。

全草を食べる事ができます。葉はサラダやおひたし、花はエディブルフラワーとして食せます(若干苦みがあります)。根はきんぴらや、乾燥させて焙煎したものを煎じるとタンポポコーヒーという代替コーヒーになります。タンポポコーヒーはカフェインを含まないので睡眠の妨げにならず、健胃に役立つと考えられています。

タンポポには、古来から自生していた在来種(日本タンポポ)と、明治以降に外国から持ち込まれた外来種があり、広く見かけるものはほとんどが外来種のセイヨウタンポポです。

在来種が種子をつくるためには、他の株から花粉を運んでもらって実を結ぶ必要があるため、同じ仲間と群生しています。開発工事などで群生が消滅すると、そのまま消えてしまうことが多いです。

一方外来種は、一年中いつでも花を咲かせ、かつ一個体のみで種子をつくることができるため、在来種に比べて繁殖力が強く、勢力を伸ばしています。近年では在来と外来の交配種が増えてきています。

在来種には、カントウタンポポ、カンサイタンポポ、シロバナタンポポなどがあります。

丈夫で育てやすく、春の花として花壇などを彩ることができるため、近年では栽培する人が増えてきています。
種蒔でも根からも繁殖でき、日当たりが良く、水はけが良い場所であれば栽培も容易です。庭植えでも、鉢植えでも良く育ちます。

根を長さ1センチメートルほどの長さに切って、土中に埋めておくと発根発芽し、種子でも容易に増えます。
3月~6月に種蒔きや植え付けを行います。綿毛の付いた種から植える場合は、種だけを取って直接植えます。

薄ピンク色の花色の「緋紅蒲公英」の苗なども売られています。

水やりは庭植えではほとんど不要です。鉢植えの場合には土が乾いたらあげましょう。

施肥もほとんど必要ありませんが、沢山花を咲かせたい場合には、元肥に腐葉土を入れ、成長の度合いを見て、液肥や緩効性の化成肥料を与えます。

カントウタンポポ、カンサイタンポポ、シロバナタンポポなどの在来種も、基本的に同じ育て方で栽培できますが、ややデリケートなので、環境や気候によっては育て方が難しいようです。

花言葉は、「愛の神託」「神託」「真心の愛」「別離」「誠実」「幸福」です。

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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