苺 いちご 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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苺 いちご 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

いちご

英語: Strawberry ストロベリー

Unicode: [苺_0x82FA]

バラ科の半落葉性多年草。狭義には、オランダイチゴ属の栽培種オランダイチゴを意味します。広義には、同じバラ亜科で似た実をつけるキイチゴ属やヘビイチゴ属を含め、これらをノイチゴと総称します。

北半球のヨーロッパやアジアで、古く紀元前から各地に自生していた野生イチゴの採集と利用が行われていたといわれ、栽培は古代ローマでは既に行われており、14世紀から16世紀にはいくつかの品種が栽培されていたとされています。

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草丈30cm程。葉は互生し、卵形で長柄があり、3小葉からなる複葉で、葉柄や葉の裏面に毛があり、縁に鋸歯(きょし)があります。主茎は伸びませんが、葉腋から走出枝(ランナー)を伸ばし、その各節から発芽して殖えていきます。

花は、3月~5月頃に開花します。径3cm程の白い5花弁の花を咲かせます。

花後に、花托(かたく)が肥大して円錐形になり、赤く熟し強い芳香があり、食べると甘味と酸味があります。
果実だと思って食べている甘い部分は、実際は茎の先端の花床(かしょう)が膨らんだ偽果(ぎか)です。
表面にあるツブツブは種ではなく、ひとつひとつが果実です。それぞれのツブツブの中に種が入っています。

果物としての認識がありますが、草本性であるイチゴは野菜と分類されます。

土地にあった特有の栽培法を用いることで、世界各地で栽培が行われています。中国・韓国・台湾・日本は多雨湿潤気候に属しており、本来はイチゴの栽培に好適な気候ではありませんが、ビニール被覆による保温と雨除けを用いた栽培技術が普及して、アジアの熱帯や亜熱帯の地域でもイチゴの栽培が行われています。

日本には江戸時代にオランダ人によってもたらされ、一般市民に普及したのは1800年代、本格的に栽培されたのは1872年(明治5年)からで、ゴ栽培が一つの産業として行われるようになったのはさらに遅く、第二次世界大戦後少し経ってからです。

食べ方

食材としての主な旬は12月~6月とされていますが、温室栽培の技術発展に伴って、秋から翌年春まで多く流通するようになりました。

生食が定番となっており、コンデンスミルクまたはヨーグルトをかけて食べます。甘酸っぱい風味と香りで、姿も可愛らしく人気は高いです。

生食の他、イチゴジャム、イチゴジュースなどの材料として利用され、姿形が可愛らしいのでお菓子の材料としても人気が高く、アイスクリームや、ショートケーキ、タルト、パイなどの洋菓子、いちご大福などの和菓子の材料としても用いられます。

栄養的にも優れ、特にビタミンCが豊富である他、抗酸化物質として知られるポリフェノールの一種であるアントシアニンや抗癌作用のあるエラグ酸を含みます。

育て方

苗植えの適期は9月~10月頃です。

植付けの際にクラウンを埋めてしまわないように。クラウンとは苗の根元のことで、ここからランナーと呼ばれる匍匐枝が出て成長しますので、クラウンが土で埋まってしまうと成長が止まり、苗が弱ってしまいます。

暖かくなるとランナーを伸ばし、その先に子苗ができます。これを利用して、ランナー切らずにそのまま育苗ポットに植えて根付かせ、翌年栽培用の新苗をつくります。親株に近い小苗(一郎ランナー)は奇形や遺伝病、ウイルスを持っている可能性があるので、栽培では2番目か3番目の小苗(次郎ランナー)が使われます。

自家受粉をして実ります。自然ではミツバチなどが受粉を助けてくれますが、虫が来ない環境で育てている場合は、先が柔らかい筆などを使って人工授粉をしてみましょう。

日当たり・置き場所

日当たりが良く風通しの良い場所を好みます。育成適温は20℃~23℃と涼しい環境を好みます。
5℃以下の寒さに当たらないと、春に開花しないので、鉢やプランターも必ず外で管理しましょう。

用土

地植えの場合は、植え付け2週間以上前に苦土石灰を1平方メートル当たり100g、1週間以上前に完熟堆肥3㎏、有機入りの肥料を100g施して全体によく混ぜ込んでおきます。根が肥料に直接触れると傷みやすいので、肥料を土になじませておきます。

鉢植えやプランターの場合は市販のイチゴ用培養土を使います。

水やり

水はけの良い環境を好みますが、乾燥にも弱いので、マメにチェックして水やりをしましょう。根付くまではしっかり水やりをしましょう。

暖かい時期の生育期は土が乾燥したらしっかり水やりをし、12月~2月頃の寒い時期は休眠期に入りますので、水やりは控えめにしましょう。また、イチゴは水やりを控えた方が甘くなります。

施肥

肥料焼けすることがあるので、与えすぎに注意しましょう。11月と2月に緩効性化成肥料を与え、3月頃から3週間に1回、液肥を与えましょう。

イチゴ専用の肥料も市販されているので、プランターなどではそちらを使用しましょう。

花言葉

「幸福な家庭」「尊重と愛情」「先見の明」「あなたは私を喜ばせる」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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