胡麻斑海豹 ゴマフアザラシ 角字で哺乳類の名前、漢字表記
胡麻斑海豹
ゴマフアザラシ
英語:Phoca largha フォカラルガ
Unicode:[胡_0x80E1][麻_0x9EBB][斑_0x6591][海_0x6D77][豹_0x8C79]
アザラシ科ゴマフアザラシ属に属する海棲哺乳類。アザラシとしては中型です。
ベーリング海、オホーツク海を中心にチュクチ海、日本海、太平洋北部、ピョートル大帝湾、渤海・黄海に分布します。
見た目や仕草がユーモラスで人気があります。日本の水族館や動物園で最も多く飼育されています。
体長はオスで170cm前後、メスで160cm前後。体重は70~130kg程度。
漢字で表すと「胡麻斑海豹」になります。この名からも分かる通り背面は灰色の地に黒いまだら模様が散らばっています。一方、腹面は薄灰色でまだら模様は少ないです。体表の模様は個体差が大きいです。
繁殖は一夫一妻形式で4月に交尾し、約一年後の3-4月に流氷上で一子を出産します。授乳期間は2-3週間。
新生児は白色からややクリーム色をした産毛に包まれて生まれてきます。この白色の産毛は、流氷上で出産、子育てするゴマフアザラシにとって保護色となります。
産毛は出産後2~3週間で抜け落ち、新生児も親と同じ胡麻斑模様になります。
冬から春にかけては流氷とともに移動・回遊するため、冬のオホーツク海沿岸でよく見られます。
広食性で、口に入るものなら何でも食べます。小型のタラ類、カレイ類、サンマ、ニシン、チカなどの魚類の他、イカやタコ、エビやカニなどの無脊椎動物も食べます。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.