的鯛 馬頭鯛 マトダイ マトウダイ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
的鯛 馬頭鯛
マトダイ マトウダイ
英語:St.Peter’s fish セントペーターズフィッシュ
Unicode:
[的_0x7684][鯛_0x9BDB]
[馬_0x99AC][頭_0x982D][鯛_0x9BDB]
マトウダイ目マトウダイ科に属する海水魚で、本州中部から東シナ海にかけての沿岸域に生息します。
海外では、西部太平洋、地中海、インド洋、東部大西洋などに広く分布します。
温暖な海の、海底付近で暮らしており、群れは作らず、単独で遊泳していることが多いです。
身体の側面中心に、弓道の的のような特徴的な黒斑紋があり「的」のように見えるので、マトダイ(的鯛)とよばれます。
また、口が前に伸びて馬面になるため、「馬頭」と書いて「マトウダイ」「バトウダイ」とも呼ばれます。
全長40cm(最大では90cm)ほどにまで成長します。著しく側扁(平べったい)した楕円形の体型で、背ビレは10棘、そのうちの数本は長く伸長します。口は大きく斜め上向きで、前方に素早く突き出すことができ、餌をとらえます。
体の両側面に明瞭な円形の黒色斑が存在し、幼魚のときは鮮明ですが、成魚になるとやや不鮮明になります。
食性は基本的に肉食で、通常は魚を食べ、ときおり甲殻類や頭足類を捕食します。
産卵は冬から春にかけて行われ、卵は分離性浮性卵。稚魚は浅い海で成長した後、水深50~150mの深みに移行します。成長は比較的遅く、性成熟には4年が必要です。
底曳網、定置網で安定して漁獲されます。白身魚で、味が良いため日本を含む世界各地で食用として利用されます。
主な料理法は、刺身、塩焼き、唐揚げ、鍋、煮付け、フライなどです。肝も大きいため食用とされます。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.