白樺 シラカバ シラカンバ 角字で花と植物の名前、漢字表記
白樺
シラカバ シラカンバ
英語:White birch ホワイトバーチ
Unicode: [白_0x767D][樺_0x6A3A]
カバノキ科カバノキ属の落葉樹で、樹皮が白いことから名付けられました。温帯から亜寒帯地方に多く見られ、アジア北東部・シベリア・ヨーロッパの広い範囲に分布します。
日本では、福井県、静岡県、長野県から北海道までの落葉広葉樹林帯と亜高山帯下部に分布し、樹皮が白く美しいので、別荘地や高原などの観光地に多く植樹されました。日本の高原や避暑地を代表する木の1つです。
材質が堅く、木目も美しいので、家具材や家屋の内装に使われます。樹皮は燃え易く、天然の着火剤としても使われます。
幹を傷つけると、大量の樹液が取れます。これは人工甘味料キシリトールの原料になります。キシリトールは虫歯になりにくいので、ガムなどに配合されます。
有用な樹木ですが、風媒花であるため、杉や檜と同様、花粉症の原因になります。シラカバが多く自生するスカンジナビア半島や、日本の北海道では患者数が多いです。
シラカバ花粉症を持つ人のうち一定割合の人が、リンゴやモモなどバラ科の果物を食べた際に舌やのどにアレルギー症状を起こすことが報告されています。
明るい場所を好み、生長が速いですが、一代の寿命は20年程度(長くて70年程度)と樹木の中では比較的短く、自然林の雑木林などではブナなどの暗い場所を好む樹木にとって代わられて、通常は一代限りで消えてしまいます。
シラカバの名所では、林を保護するために、他の樹木を伐採したり、植樹するなどの努力が行われています。
土質を選ばず丈夫で早く育ちますが、栽培する場合は、日当たりが良く、風通しの良い涼しい場所に植えます。高温多湿の環境だと枯れてしまう場合があります。できるだけ涼しい場所に植えましょう。涼しい場所で育てないと、幹の色が黒っぽく変色することがあるようです。
ホームセンターなどにはシラカバの近縁種に当たるシラカバ・ジャクモンティーの苗木が売っています。こちらは暖地でも幼苗でも幹が白いので、住宅の庭木として利用しやすく、人気があります。
花言葉は「いつまでもあなたを待ちます」「忍耐強さ」「光と豊富」「柔和」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.