棣棠 ヤマブキ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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棣棠 ヤマブキ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

棣棠

ヤマブキ

英語:Japanese kerria ジャパニーズケリア

Unicode:[棣_0x68E3][棠_0x68E0]

バラ科ヤマブキ属の落葉低木で、黄金色に近い黄色の花を咲かせるためこの名が付きました。春の季語。

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北海道から九州まで分布し、低山の明るい林の木陰などに群生します。国外では中国に分布します。

樹木ですが、茎は細く、柔軟です。背丈は1~2m程度で、先端はやや傾き、山腹では麓側に垂れます。地下に茎を横に伸ばし群生します。葉は薄く、鋸歯がはっきりしています。

晩春に鮮やかな黄色の花を多数咲かせます、この美しい色を「山吹色」といい、『万葉集』にも詠まれるなど、古くから庭に栽培され、観賞されてきました。

花は一重のものと八重のものがあり、一重のものは花弁は5枚。多数の雄しべと5~8個の離生心皮があり、心皮は熟して分果になります。

ヤマブキには実がつかないと言われていますが、一重の基本種は結実します。八重咲き種の場合は雌しべが退化して花弁になっているため、結実しません。観賞用に植えられた多くが八重咲き種であったため、ヤマブキは実をつけないと言われるようになったようです。

太田道灌が農家で蓑を借してほしいといったところ、娘が蓑の代わりにヤマブキの枝を差し出しました。道灌は立腹しますが、八重ヤマブキが実を付けないことから「実の(蓑)一つもありません」という意味だったことを後で知り、娘の博識と己の無知を知り、恥じたという逸話があります。

暑さ寒さに強く、丈夫で育て易い樹木です。乾燥さえ気を付ければ、ほとんど手間がかかりません。

毎年枝を増やして、株を大きくするように生長します。放っておくと大きな茂みになるので、地植えは広いスペースを必要とします。

日当たりが良い場所から半日陰(少なくとも午前中は日が当たる場所)まで植栽可能です。極端な直射日光や西日が当たるのは嫌います。

肥沃で水はけの良い土壌を好みます。植える場所には堆肥や腐葉土を多く漉き込んでおきます。
鉢植えは、赤玉土(小粒)8:腐葉土2の割合で混ぜた土がおすすめです。

地植えは、根付いてからは特に水やりをする必要はありません。ただ乾燥を苦手としますので、日照りなどで強く乾燥した場合は与えてください。鉢植えは表土が乾いたらたっぷりと水やりをします。

施肥は特に必要はありません。花付きが悪くなってきたら、有機肥料を与えます。

花言葉は「気品」「崇高」「金運」です。

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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