梅 ウメ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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梅 ウメ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

ウメ

英語:Plum tree プラムツリー

Unicode: [梅_0x6885]

バラ科サクラ属の落葉小高木、またはその果実のことで、原産地は中国。日本への渡来は弥生時代に朝鮮半島を経て入ったものという説や、遣唐使が日本に持ち込んだと言う説もあり、当初は薬木として紹介されたと言われています。

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実を収穫するためや花を観賞するために、各地に植樹されました。花を観賞する花木品種を「花梅」、実を収穫する果樹品種を「実梅」と呼び、多数の園芸品種があります。

早春、葉に先だって前年枝の葉腋に、1~3個の花が付きます。花色は白、淡紅、紅色などで。花柄は短いです。
葉は互生で先が尖った卵形で、周囲は鋸歯状です。

中国では花が愛され、多くの歌人によって漢詩に詠われ、古代中国で花見と言えば梅の花を指します。
日本でも美しい梅の花が愛好され、多くの歌人や作家によって作品に取り入れられました。
花見や梅まつりが開かれる梅林や梅園が各地に作られ、偕楽園、吉野梅郷など観光地化されている場所もあります。

台湾の国花です。厳しい寒さを越えて、暖かな春に咲く梅の花の姿に、厳しい環境にも負けない忍耐強さを感じ、歴史に翻弄されてきた台湾のなりたちを重ねて国花に指定されたと言われています。

果実は6~7月頃に結実し、形は丸く、片側に浅い溝があり、細かい毛が密生します。未熟果に青酸を含むため、生で食べると中毒を起こすと言われています。

実は、青ウメの果実を燻製にして漢方で「烏梅(うばい)」と称して薬用とされるほか、梅肉エキス、梅干し、梅酒、ジュース、菓子に用いられます。

育て方は、とても生命力が強いので初心者でも簡単に育てられます。「野梅系」は原種に近く丈夫です。

ただし、「実を収穫する」目的で栽培するとハードルが上がります。良いウメの実を収穫するには、手入れや病害虫、施肥などに配慮する必要があるので、先ずは観賞用に花梅を育てましょう。

目的が「実を収穫する」「花を鑑賞する」により、品種の選択が必要です。選んだ品種毎に育て方や、生育環境が異なりますので、注意してください。

日当たりがよく、水はけの良い場所を好みます。生育する温度条件は、年平均気温が7℃以上です。
春~秋は日当たりと風通しの良いところに置きます。葉焼けをしやすいので直射日光は避けましょう。
冬は風や霜を避け、あたたかい陽だまりに置いてあげると良いでしょう。

実梅は、開花時に-4℃以下になると低温障害をおこし、実が成りませんので、寒冷地は開花が遅い品種を選びます。

「桜切る馬鹿 ウメ切らぬ馬鹿」といわれるように、梅は剪定を行わないと枝が強く伸びて株元の枝が枯れたりします。冬に、枯れ枝、樹冠の内側に伸びる枝、ひこばえ、徒長枝等、不要な枝を成長点を確認しながら剪定します。

自家不和合性が強いため、果実を目的とした栽培では、1品種だけの栽培を避けて、花粉親として少しだけ性質が異なる異品種を混植して植えます。

用土は、水はけのよい肥沃な土を好みます。赤玉土6:完熟腐葉土または樹皮堆肥4の比率で混ぜたものなどを使います。

水やりは、植え付けから数ヶ月は月に2回ほど与え、その後は根つくまでは、表土が乾いたら与えます。植え付けから2年経てば、日照りなどで極度に乾燥する場合などを除き、その後の水やりは不要です。
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと与えます。夏は毎日、鉢が小さい場合は1日2回与えます。

施肥は、植えつけ、植え替えのときに、植え穴または鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。
植え付けてから、2~3年は、冬に緩効性化成肥料を40g前後、鶏糞を1kgを施します。肥料が多いと徒長枝が多くなり、少ないと下葉が早いうちに落ちます。実梅はお礼肥として6月下旬に化成肥料を施します。根の先から肥料を吸収していくので、広がった枝の先端の真下に位置する地中に混ぜてあげると良いでしょう。
鉢植えは、4月から6月にかけ骨粉入りの発酵油かすの固形肥料を3回ほど施します。また、開花後に化成肥料を株元に追肥します。

花言葉は「上品」「高潔」「忍耐」「忠実」。紅梅は「優美」、白梅は「気品」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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