桑 クワ 角字で花と植物の名前、漢字表記
桑
クワ
英語:Mulberry マルベリー
Unicode: [桑_0x6851]
クワ科クワ属の総称で、北半球の暖帯もしくは温帯地域に10数種が分布します。世界で1000品種以上あるそうです。
カイコの餌として古来より重要な作物であり、養蚕のために広く栽培され、また果実にはビタミンなどの栄養が豊富で果樹としても利用されます。
果実は5 – 6月頃に結実して、初夏に熟します。キイチゴのような、柔らかい粒が集まった形で、熟すと赤黒くなり(ドドメ色と呼ばれます)、甘くて生でも食べられます。「桑の実」「どどめ」「マルベリー (Mulberry)」と呼ばれ、ジャムやケーキのソース果実酒の原料などにも利用されます。野鳥にとっても重要な飼料になり、鳥に食べられて種が遠くに運ばれ繁殖します。
日本で生産されている桑は、主に葉を養蚕や桑の葉茶などに利用されるため、葉の収穫量が多いです。
西洋桑はマルベリーと呼ばれ、実の収穫を主に栽培されています。
マルベリーは観葉植物として庭木や鉢植えなどとしても親しまれています。マルベリーの実は野鳥が好んで食べますので、庭に野鳥を呼ぶために植える愛好家もいます。
育てる場合は、挿し木や苗を植え付けます。鉢植えで管理すれば1.5~2m程度の樹高で管理することもできます。
樹勢が強い木なので、新しい枝が伸びやすく、毎年剪定をしないと品種によっては年に3m程度伸びることがあるので、植える場所に注意しましょう。
日当たりの良いところを好みますが、多少の日陰でも育ちます。土壌に適応する力が強いため、やせ地でもよく育ちます。水を好むので乾燥しないように注意しましょう。
花言葉は、「彼女の全てが好き」「共に死のう」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.