核酸増幅法検査/PCR検査(ポリメラーゼ連鎖反応検査) ピーシーアールけんさ/ポリメラーゼれんさはんのうけんさ/かくさんぞうふくほうけんさ 角字で新型コロナウイルス感染症関連用語、漢字表記
核酸増幅法検査/PCR検査(ポリメラーゼ連鎖反応検査)
ピーシーアールけんさ/ポリメラーゼれんさはんのうけんさ/かくさんぞうふくほうけんさ
Polymerase Chain Reaction test Nucleic acid amplification test
Unicode: [核_0x6838][酸_0x9178][増_0x5897][幅_0x5E45][法_0x6CD5][検_0x691C][査_0x67FB]
微量の検体を高感度で検出する検査手法。「核酸増幅法」とも呼ばれる。
核酸増幅法は、DNAポリメラーゼと呼ばれる酵素を利用して、任意の遺伝子領域やゲノム領域のコピーを指数関数的(連鎖的)に増幅することで、少量のDNAサンプルからその詳細を研究するに十分な量にまで増幅する方法です。
試薬を混ぜたDNA溶液を一定のサイクルで、加熱と冷却の繰り返し、二本鎖DNAの乖離、プライマーの結合、酵素反応によるDNA合成、という3つの反応を進ませ、特定領域のDNA断片を大量に複製します。これにより、微量の遺伝子を増幅させて検出します。
PCR法が確立したことにより、DNA配列クローニングや配列決定、遺伝子変異誘導といった実験が可能になり、分子遺伝学や生理学、分類学などの研究分野で活用されているます。
また、採集された古代DNAサンプルの解析、法医学や親子鑑定などで利用されるDNA型鑑定、などが飛躍的に進みました。
今日では、PCR法は生物学や医学をはじめとする幅広い分野における遺伝子解析の基礎となっています。
PCR検査はこの技術を、感染性病原体の特定や感染症診断に応用した検査方法です。
ウイルスが下気道にいることが多いため、痰や唾液を検体にして検査を行うことが多いです。
PCR検査は前述したとおり、DNAサンプルを増幅して、遺伝子を特定する検査方法であり、感染の有無を担保する検査ではありません(ウイルスが存在することと、感染の有無が必ずしも一致しないため)。そのため、検査結果が陰性か陽性かを特定と必ずしも一致しないため、感染を特定する率も7割ほどといわれています。
従って、偽陽性、偽陰性もあることから、検査結果を過信して行動することを戒める意見もあります。
そのため、感染症対策としては、PCR検査と併用して、医師などの専門家による臨床観察や、封じ込め、隔離政策などと連携することが重要とされています。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.