岩団扇 イワウチワ 角字で花と植物の名前、漢字表記
岩団扇
イワウチワ
英語:Nippon Bells ニッポンベルズ
Unicode: [岩_0x5CA9][団_0x56E3][扇_0x6247]
イワウメ科イワウチワ属の多年草で、日本の固有種。本州の中国地方以北の山地帯の林内や林縁に分布し、広葉樹林帯などで見られます。
山地の林の中や林の縁、岩場などに生息し、繁殖力はあまり強くなく、各地で全滅危惧種に認定されています。
葉の長さと幅は2.5cm、7cmで円形。端は小さな鋸形状で、葉の基部が深く心形となります。
開花時期は4~5月で茎先に、花径3センチくらいの、可愛らしい淡い紅色の花を横向きに1輪つけます。
育て方は、山野草なのでかなり困難です。冷涼な環境が必要で、暖地では、屋外・室内共に、温度管理と湿度保持に十分な注意が必要です。
地域によっては、条例で保護されているので、採取などする歳は、十分注意してください。
直射日光を嫌うので、日陰で温度があまり上昇しない風通しの良い場所で育てましょう。
用土は、5mm程度の山砂4:桐生砂3:山苔3くらいの割合にし、茎や根をできるだけ浅く表面に這わせるようにし、植えから軽く水を含ませたミズゴケ等で覆います。市販の山野草用の培養土を使用してみても良いでしょう。
水は成長期の春にはたっぷりやり、真夏は夕方に表面が乾いたらやり、鉢のまわりにはたっぷりやって、夜間温度を下げ、空中湿度を上げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。
水やりは、生育期にあたる春から夏にかけては、土の表面が乾いたら与えましょう。冬場は、鉢植えの場合は週に一度、地植えの場合はよほど乾燥しない限りは不要です。
施肥は、植え付けるときに緩効性肥料を加え、あとはそれほど肥料は必要ありません。生育期にあたる春から夏にかけて、薄めの液肥を月1回程度与えるだけで十分です。
花言葉は「春の使者」「適応力」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.