寄生木 宿木 ヤドリギ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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寄生木 宿木 ヤドリギ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

 

寄生木 宿木 ヤドリギ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

寄生木 宿木

ヤドリギ

英語:Mistletoe ミストレイトア

Unicode:
[寄_0x5BC4][生_0x751F][木_0x6728]
[宿_0x5BBF][木_0x6728]

ビャクダン科ヤドリギ属の常緑低木です。日本で「ヤドリギ」というと、ある個別の種を指すことが多く、まれにオオバヤドリギ科など他の科も混ぜた「ヤドリギ類」の総称を指すこともあります。

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この植物の一番の特徴は、樹木の枝や幹に寄生して生長する点です。樹木の枝などに付着したヤドリギの種は、発芽すると「寄生根(きせいこん)」という根を幹の中に食い込ませ、樹木から水分と養分を吸収して生長します。ここから「宿り木」と漢字が当てられるようになりました。

寄生植物ですが、自ら光合成を行って養分をつくりだすこともでき、宿主を枯らしてしまうほど栄養を吸い尽くす訳でもないようで、宿木に悪影響を及びすことはあまりないようです。

西洋では、古代ヨーロッパの時代から、霊力がある不思議な霊草、魔除けとなり、幸運をもたらすと信じられてきました。

古代ケルト族は、オークの樹のヤドリギを神聖視しました。ドルイド僧と呼ばれる司祭が、1月6日に黄金の鎌でヤドリギを切り落とす儀式を行い。その枝は不老長寿の薬、魔除け、幸福をもたらすものとして、特別の日に人々に配られたということです。

北欧神話では、光と喜びの神バルドルは皆に愛され、母フリッグの頼みより、全ての自然物はバルドルを殺したり傷つけたりしないと誓いをたてました。ところが、ヤドリギはあまりに小さな樹であったため、この誓いに参加しませんでした。
傷つかなくなったバルドルを祝い、神々はバルドルに様々なものを投げつけるという遊びをしていました。しかし、ヤドリギのことを知ったロキが、盲目の神ヘズをたぶらかし、ヤドリギを投げさせました。これによりバルドルは命を落としてしまいました。
バルドルの死によって光を失った世界は、やがてラグナロク(神々の黄昏)を迎え、多くの神が死に、世界は滅びます。

育て方は、樹木の枝に根を張って寄生するので、なかなか育てるのは難しいです。

種子をもらってきて、寄生させる樹木の枝に擦り付けます。種子はベトベトの液果が付いているので、どこでも付きます。ただし、発芽と定着率は高くなく、失敗することが多いです。

ヤドリギは光発芽種子で、明るさがないと発芽しません。葉が落ちた後の落葉樹であれば寄生しやすいようです。

幹の皮が薄い樹木の方が定着しやすいようです。ケヤキやエノキ、サクラといった、ヤドリギの寄生しやすい樹木に植えてみましょう。

成長が極めて遅く、立派なヤドリギに成長するまでは20~30年かかると言われています。

花言葉は、氷雪の中でも葉の緑を保っていることから「困難に打ち克つ」「克服」「忍耐」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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