大傘持 オオカサモチ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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大傘持 オオカサモチ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

大傘持

オオカサモチ

英語:Pleurospermum uralense プロスペアマム ユラレンス

Unicode: [大_0x5927][傘_0x5098][持_0x6301]

セリ科オオカサモチ属の多年草で、別名オニカサモチ。カサモチという近種に似て、大きいことから。カサモチ(傘持)とは、長い柄のある傘を持って貴人のお供をする人のことで、大きな傘状の複散花序が、傘のように見えるため名付けられたとされています。

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東ヨーロッパ~アジア北東部に分布し、日本では、北海道、本州中部以北の、山地帯から低山帯~高山帯下部の広葉草原に生育します。

高さ1.2-1.5mになる大型の多年草で、海岸草原にも生えることがあります。

茎は中空で太く無毛。直立して上部で分枝するが、横には広がりません。

上部の葉は対生または輪生、葉柄は長さ8~25cm。出羽状複葉で長さ10-30cmの広卵形、終裂は卵形で羽状中裂し、先はとがり、深い鋸歯があります。葉質は薄くて軟らかく、表面はほぼ無毛です。

花期は6~8月で、茎頂や枝先に直径30cmほどになる、大きな傘状の複散形花序を付け、よく目立ちます。
1つの花は直径約3mmの白い5弁花で、花序の基部にある総苞片は長さ3~6cmの広線形で、羽状に切れ込みます。

果実は長さ6~7mmの卵形で2個の分果からなり、分果柄は完全に2裂し、分果の間に隙間があり、ほぼ球形で狭い3翼があります。

育て方は、日当たりの良い場所を好みます。高さ1.5mまで成長しますので、植える場所に気をつけます。
園芸品としては流通していないので、種や苗の入手が困難です。自生しているものから採取する必要があります。

花にカメムシが集まりますので、注意してください。

用土は、山地~高山の草地に生えていますので、生息環境に合わせます。腐葉土や堆肥を漉き込んで、耕しておきます。鉢植えの場合は、赤玉土、鹿沼土、腐葉土を合わせたものか、市販の山野草の培土を使ってみてください。鉢底に軽石を敷いて、水はけを良くします。

水やりは、地植えの場合は降雨で問題ありませんが、苗の時期や乾燥している場合は、たっぷりと与えます。
鉢植えの場合は、表土が乾いたらたっぷりと与えます。

施肥は、特に不要ですが、成長具合を見て、液肥や緩効性肥料を少量与えましょう。

花言葉は「さわらないで」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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