合歓木 ネムノキ 角字で花と植物の名前、漢字表記
合歓木
ネムノキ
英語:Silk tree シルクツリー
Unicode:[合_0x5408][歓_0x6B53][木_0x6728]
マメ科ネムノキ亜科の落葉高木で、別名ネム、ネブ。
イラン、アフガニスタン、中国南部、朝鮮半島、日本の本州・四国・九州・南西諸島に分布します。
河原や雑木林に生え、樹高8mほどに育つ落葉高木。生長は早いほうで、枝は横に張り、夏には羽状複葉を広げて心地よい緑陰をつくります。
夜になると小葉が閉じて垂れ下がる就眠運動を行うことが知られており、その姿が眠りにつくように見えるため「ネムノキ」と名付けられました。
花期は夏(6~7月)で、小枝の先から花柄を出して、淡紅色の花が10~20個集まってつき、夕方に開き、翌日にはしぼみます。萼は小さく、花弁は目立ちません。花冠は筒状で上部が5裂します。雄しべの花糸は淡紅色で長く、花の外に突き出て目立ち、桃のように甘い香りがします。
庭園樹になるほか、街路樹としても使われます。塩害に強い特性から、日本では古くから海岸線の防風林として利用されてきました。材は、器具材や各種木工品として利用されます。
夏の季語であり、万葉集や松尾芭蕉、与謝蕪村の句に登場します。
育て方は、日なたから明るい日陰まで幅広く植えることができますが、日がよく当たるほうが花がよく咲きます。
用土は、水はけのよい場所であれば土質は特に選びません。赤玉土中粒2:完熟腐葉土または樹皮堆肥を1の比率で混ぜたものなどを使います。
水やりは、鉢植えや、庭植えで植えつけてから2年未満の株は、表土が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけから2年以上たつ株は、特に水やりの必要はありません。
施肥は、1月ごろ寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。他のマメ科植物と同様に根粒菌と共生関係にあり、空気中の窒素を固定化することができるため、窒素分はあまり与えなくとも問題ありません。
花言葉は「歓喜」「胸のときめき」「創造力」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.